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女子高等教育の座標
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女子高等教育の座標

天野正子(著者)

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女子高等教育の座標

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 垣内出版
発売年月日 1986/11/01
JAN 9784773401271

女子高等教育の座標

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2017/10/28

本書の発刊年は1986年であり30年以上が経過し、当時の分析で得られた知見や予測から、現代社会は大きく変化している。女子短期大学の数は減少し、女子大学が易化し、共学の四年制大学に進学する女子が増加し、女性「エリート」(p.183)の層は厚くなった。社会の女性の役割も劇的に変わった...

本書の発刊年は1986年であり30年以上が経過し、当時の分析で得られた知見や予測から、現代社会は大きく変化している。女子短期大学の数は減少し、女子大学が易化し、共学の四年制大学に進学する女子が増加し、女性「エリート」(p.183)の層は厚くなった。社会の女性の役割も劇的に変わった。こうしたことに伴い、女子が進学する学部の幅も広がった。ただここまで述べたことは、多くの場面で語られるものの、本書で示された「座標」で研究された成果はまとめられていない。またおそらく、女子高等教育分野を研究している研究者もほとんどいない。少なくとも関連学会誌上は、家政学部に関する研究のとどまっているか、雑誌の記事レベルで女子大について語れたものが中心となっている(例えばこれまでに『IDE』の特集がある)。女子高等教育分野においては、本書がかっちりしたほぼ唯一の実証的な先行研究なのかもしれない。人事興信録に記載されている女性を分析した研究は、今日できないか、仮に同様のデータが揃えられたとしても膨大な費用がかかると思われる。同データを数量化2類・3類を行い解釈する第7章は興味深い。例えば、p.191の「女性エリートの職業タイプの際の規定要因(帰属的特性)は数量化2類を使っている。

Posted by ブクログ