【廉価版】賭博破戒録カイジ 地獄チンチロ 地下強制労働編(アンコール刊行)(1) 講談社プラチナC

福本伸行(著者)

• 販売会社／発売会社: 講談社
• 発売年月日: 2008/01/09
• JAN: 9784063740967

商品レビュー

2020/06/12

「カイジ」第２シリーズ。
行方をくらませていたカイジは、兵藤の予言通り完全な博奕中毒になってしまっていた。

ギャンブルを紹介してもらおうと遠藤の前に現れたカイジだが、連れてこられた場所は帝愛グループの地下強制労働施設。
カイジはその劣悪な環境下で15年働かされることになった。

重労働に耐える囚人たちにとって唯一の楽しみは「勤労奨励オプション」。
これは毎月の給料（ペリカ）で買うことのできる食べ物や飲み物のことで、カイジは50万ペリカの１日外出券を得るため、１月９万のペリカを６か月貯める決意をする。
しかし、班長が差し入れをした１本のビールがきっかけとなり、カイジは欲望を自制できなくなってしまう。

「犯罪的だっ………！
うますぎる………！」
カイジが涙を流してビールを一気飲みするこのシーンがおもしろすぎ！

結局カイジは豪遊を続けてしまい、気づけば５日目には残金400ペリカに。
そんなとき、班長から賭場への参加を促される。

３つのサイコロの目で勝負する「地下チンチロ」。
このギャンブルで、カイジは班長のイカサマによりさらに借金を背負ってしまった。
カイジもここまで堕ちると真の負け組、ダメ人間という感じだ。
45組（ヨンゴーぐみ、給料４万５千ペリカに落ちた６人）の力で何とか班長を殺（と）ってほしい。

「「明日からがんばろう」という発想からは…
どんな芽もふきはしない………！
そのことに20歳を越えてまだ…
わからんのか………！？
明日からがんばるんじゃない………
今日…
今日だけがんばるんだっ…………
今日をがんばった者………
今日をがんばり始めた者にのみ……
明日が来るんだよ……！」