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桃山ビート・トライブ
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 2008/01/10 |
JAN | 9784087712087 |
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桃山ビート・トライブ
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時は、安土桃山時代。 幼少期よりスリで生計を立ててきた「藤次郎」。(三味線) 笛職人の家に生まれたが、演奏のほうをやりたくて家出した「小平太」。(笛) 歩き巫女であった母に捨てられ、旅芸人一座に育てられた「ちほ」。(踊り) アフリカより奴隷として連れてこられ、一時期は信長の従者...
時は、安土桃山時代。 幼少期よりスリで生計を立ててきた「藤次郎」。(三味線) 笛職人の家に生まれたが、演奏のほうをやりたくて家出した「小平太」。(笛) 歩き巫女であった母に捨てられ、旅芸人一座に育てられた「ちほ」。(踊り) アフリカより奴隷として連れてこられ、一時期は信長の従者もしていた弥介。(太鼓) ひょんなことから出会った4人は、一座を組み、型破りな芸風――まるで、現代のロックバンドのような――で、民衆の心をつかんでいく。 しかし、豊臣政権のもと、芸事への取り締まりは厳しくなり……。 著者のデビュー作らしく、設定も文体もどこか荒々しさが残るが、主人公たちの型破りな芸風と相まって、勢いで読ませる印象。 疾走感のある展開で、純粋に芸事を極めたい主人公たちの欲望、権力闘争に巻きこまれた者の悲哀、自由を求める民衆の思いなどが、エネルギッシュに描かれる。
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これが時代小説なのか? フィクションではあるのだろうが、この時代の世相、庶民の苦しみ、叫びが、音楽にビートに、心からの踊りに、共鳴し、いいようのない感度を与える。 歴史に残る有名な武将達の歴史の影に埋もれている大衆達の叫びというものがあるなら、少しは汲み取れたのかもしれない。
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信長が本能寺で殺された日に、伝令に放たれたのは弥助、アフリカから奴隷として売られ、バテレンに信長のごきげん取りに連れてこられた黒人だった。 そんな彼と、出雲のお国に惹かれ他ダンサー、ちほ。 新しい音楽に三味線を改良してビートをきかせた藤次郎。 笛作りの職人から笛吹になったのは小...
信長が本能寺で殺された日に、伝令に放たれたのは弥助、アフリカから奴隷として売られ、バテレンに信長のごきげん取りに連れてこられた黒人だった。 そんな彼と、出雲のお国に惹かれ他ダンサー、ちほ。 新しい音楽に三味線を改良してビートをきかせた藤次郎。 笛作りの職人から笛吹になったのは小平太。 この4人が繰り広げる音楽の冒険。 時代は、秀吉が老いて、三成らから関白の座を剥奪され殺された関白、秀次。そしてその妻らの後世に残る惨殺の河原。 混乱を極める時代に、自由な気運が音楽と踊りで花開く。
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