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中原の虹 4巻セット
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2007/11/01 |
JAN | 9784069367359 |
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中原の虹 4巻セット
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商品レビュー
4.2
6件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
『蒼穹の昴』シリーズ第3作。清末から中華民国初期までを扱った歴史小説。 張作霖と袁世凱の周辺を主軸に物語が展開する。張作霖が登場する部分は特に、悪漢小説のような痛快さがあって面白い。袁世凱のキャラクターについては描写に多少、一貫性を欠くようにも感じた。 後半は少し駆け足で、物語も半ばで終わってしまった印象がある。本作の幕から次作『マンチュリアン・リポート』にどう繋げていくのか、また読んで確かめてみたい。
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春児と春雷の兄弟再会の場面は期待した程ではなかったが、立場を考えれば仕方ないか。 蒼穹の昴よりも時代、空間ともに壮大に広がり、読み応えがあった。 やはり、中国の歴史を知って読んだ方がより愉しめる本だと思った。
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清代末期。 西洋列国が植民地化を狙う中で、数々の英雄たちが活躍する。 西太后 袁世凱 そして、張作霖 一つの舞台作品を見ているように、個性豊かな登場人物が、次々に舞台に現れては、感情豊かに演じていく。 少々大げさな内容も、最後には完全にタイムスリップして、入り込んでしまいます。 ...
清代末期。 西洋列国が植民地化を狙う中で、数々の英雄たちが活躍する。 西太后 袁世凱 そして、張作霖 一つの舞台作品を見ているように、個性豊かな登場人物が、次々に舞台に現れては、感情豊かに演じていく。 少々大げさな内容も、最後には完全にタイムスリップして、入り込んでしまいます。 流々たる日本語の美しさ、中国語の美しさは秀逸。 これだけの言葉を操る浅田次郎にも拍手喝采。 それにしても、張作霖、かっこええ。 もうたまりません。 「やつは怖ろしげな三白眼で役人を睨み上げ、ひどく乾いた、ゆったりした口調でこう言った。 鬼でも仏でもねえ。俺様は、張作霖だ」 白虎張は答えるかわりに、じっと岡の目を見つめた。 「いい面構えをしてやがる。とうてい新聞記者とは思えねえ」 「あいにく金物の味は知りません」 「金物の味を知らなくたって、貧乏を知っていりゃいい」~ 「俺様は、殿下閣下と呼ばれるほど安かねえ。新聞には攬把(ランパ)と書いてくれ。親分と呼ばれるのは好きだ」 「では改めて。攬把は東三省をわがものとするおつもりですか」~ 岡の肩ごしに晴れ渡った秋空を見上げながら「満州の風に聴け」、と白虎張は言った。 かっこええ~~~
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