カシミアのダンディ(下) KAREN文庫

秋月こお【著】

• 販売会社／発売会社: 日本文芸社
• 発売年月日: 2007/12/25
• JAN: 9784537141122

商品レビュー

2013/09/13

▼あらすじ
公彰が夜ごとに人の血を啜らねば生きていけない吸血鬼だと知り、驚く智彦だったが、じょじょに公彰に惹かれてゆくのを止めることはできなかった。
だが公彰を愛すれば愛するほど、智彦は、自分の過去…チンケなスリで、男に犯されてよがるオカマで、親さえいらない捨て子なのだということを負い目に感じはじめる。
「公彰。俺はあなたにふさわしくない」と、公彰のもとを去る智彦だったが…！？
都会の片隅で寄り添いあう二つの孤独な魂を描く、感動のラブロマン。

＊＊＊

吸血鬼とえすとえむ先生の描く男性が好きなので上下と買って読みましたが､面白かったです。
見た目からしてこれぞ吸血鬼って感じ。人間では無いけど人間の心を持ち合わせる公障が痺れるほどカッコいいです。

ただ､今時のBL感覚で読むとちょっと「ん？」ってなる部分も多い。
こればっかりは仕方無いのですがまず表現が古いです。
エンガチョとか、そういった死語が沢山出てきます。
なので台詞も芝居じみていたり、色々と時代を感じます。

後は受けは受けでレイプされ過ぎだろ！とか思ったりもしましたがそれでも吸血鬼という設定が好きなので面白かったです(笑)
最後は少しハラハラしましたがハッピーエンドで本当に良かった。

2009/11/10

　孤児の少年と、吸血鬼の話。まあ、秋月こおで、ルビー文庫なので、そういうやつです（苦笑）
　でも、純愛です。なんかねぇ、普通の恋愛だと「純愛」って感じにならないよなって思う自分がイタイ。てか、やっぱり愛には障害が必要？　って、まるで中学生のようなことを思ってみたりするのであった（爆）
　にしても、この人のかく男はかっこいいです。