道標 日本サッカーへの提言

山本昌邦【著】

• 販売会社／発売会社: ランダムハウス講談社
• 発売年月日: 2007/12/12
• JAN: 9784270002889

商品レビュー

2021/01/24

元ジュビロ監督で、アテネオリンピック代表の監督も務めた山本さん。

２００２年日韓W杯のトルシエジャパンでもコーチを務め

トルシエと選手の間をうまく取り持ち

日本初のベスト１６にも多大な貢献をした人で

一時期は、日本代表の監督にも近い場所にいたと思います。

それでも満を持してのオリンピック代表監督でリーグ敗退

ジュビロでの監督業でも途中退任とミソがつき

監督業にはだいぶ距離を置いた感じがあります。

個人的にはナンバー２に適した方で

西野さんやトルシエさんを支えるコーチとしては一流ながら

監督としては、エゴ的部分が少なすぎるように感じてました。

この本は２００７年発刊で、ジュビロ監督を退任した後の著書。

まだ多少は監督業への色気があるのか、

かなり自分の功績を語っている部分が多いです。

まぁ～その点は鼻につくかもしれないですが

オリンピック代表監督時やジュビロ監督時、そして下積みのコーチやスカウト時代の話は

内部にいないと分からないことばかりで、かなり興味深いです。

発刊当時には、嫌なイメージしかなくて読まなかったのが

もったいなかったな、と感じています。

2012/09/23

☆☆☆$$予想外の良かった。$$著者のサッカーに対する真摯さが伝わってきた。$$特に指導者になる時には必読。$$再読・購入（文庫）の価値有り。

2012/06/10

サッカー代表チームのコーチや監督を務めた山本昌邦の著作で自分自身は『日本サッカー遺産』の後に読んだ。ピッチ上だけではない、トータルのマネジメントの大切さを、実務的なディテールの視点で語るのが山本昌邦の著作の基調。著作の数が重なると、ページが進まなくなる。すんません。