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森有礼における国民的主体の創出
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森有礼における国民的主体の創出

長谷川精一【著】

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森有礼における国民的主体の創出

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 思文閣出版
発売年月日 2007/11/01
JAN 9784784213672

森有礼における国民的主体の創出

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2017/10/23

森有礼に対しては「近代教育の祖」というイメージしか持っていなかったが、実は実は「近代国家形成の祖」と言っても過言ではない。森自身が考える国民主体創出の背景には、教育観だけでなく外交観、歴史観、天皇観、といった、様々な観念が一貫して存在する。それはあたかも自律的国家を担う人材形成構...

森有礼に対しては「近代教育の祖」というイメージしか持っていなかったが、実は実は「近代国家形成の祖」と言っても過言ではない。森自身が考える国民主体創出の背景には、教育観だけでなく外交観、歴史観、天皇観、といった、様々な観念が一貫して存在する。それはあたかも自律的国家を担う人材形成構想にも似た理念で、それがどうしても教育的姿勢に見えてしまうのだろう。それにしても「健全なナショナリズム」とはうまい表現。国民主体と言いながら国民はあくまで天皇の「臣民」と位置付け、それによって国家的共同体を生みだそうとする。それはまるで国民主権と言いながら象徴という名の天皇を崇拝する現代日本のアンチテーゼにも感じ取れる。

Posted by ブクログ

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