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江戸の教育力 ちくま新書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2007/12/10 |
JAN | 9784480063984 |
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江戸の教育力
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江戸の教育力
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商品レビュー
3.7
15件のお客様レビュー
江戸時代の寺小屋での教育、若者組等の非文字の教育等に ついて、様々な史料から読み解き、考察し、紹介する。 ・プロローグ 「教育の時代」としての江戸時代 第一章 江戸時代の文字文化 第二章 江戸時代の非文字文化―家と地域の教育 第三章 江戸の教育ネットワーク ・エピローグ 庶民哲学...
江戸時代の寺小屋での教育、若者組等の非文字の教育等に ついて、様々な史料から読み解き、考察し、紹介する。 ・プロローグ 「教育の時代」としての江戸時代 第一章 江戸時代の文字文化 第二章 江戸時代の非文字文化―家と地域の教育 第三章 江戸の教育ネットワーク ・エピローグ 庶民哲学の行方 ・あとがき コラム、参考文献有り。 庶民の読み書き算用熱で生まれた、寺小屋。 開業は諸認可の手続きが不要だった、寺小屋。 そのシステムやカリキュラム、村や町での寺小屋の一年、 師匠(先生)と筆子(生徒)の関係などが詳しく紹介されています。 筆子塚から分かる師匠と筆子の結びつきは、 聾者の師匠、盲人の盲人への教育も示してくれる。 次いで非文字の教育(しつけ・礼儀)。 大原幽学の親と子へのしつけ。預かり子と取替え子。 成人儀礼の若者組の子ども心との決別、挨拶等で一人前にし、 家・村・町の共同生活の存続に繋げてゆく。 それでも生じる、家の放蕩者の勘当に関する話は小説の如し。 寺小屋の指針『論語』、師匠のモットー「余力学文」。 「経典余師」等の余師本の浸透。寺小屋の基礎『小学』。 教育を担った地方文人の人脈と、日本国中に広がる 知のネットワーク。特に俳諧の存在が大きい。 寺小屋についてもっと知りたいと思っていたので、 ありがたい内容でした。特に使用された教本や個々の筆子の 実情に合わせてのカリキュラムなど、知りたかったことが 紹介されていたし、村にも寺小屋が存在していたとは。 コラムの、文人による私設図書館が各地にあった話も良かった。 そして、江戸の寺小屋・私塾番付があったのは、驚き。 まるで現代の学習塾選びのようでした。
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面白かった。江戸の識字率の高さとか、当時日本にいた外国人が評価してるとかは読んだことあったけれど、きちんと数字にされると驚異的な高さだった。あと個人的に選挙を行った地域があることにも驚いた。
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083頁:文渓師墓表……其の梗概を叙し諸石に表して以て悠久に伝へん…… 書いていないが、これは「墓表」で、漢文訓読調なので、「原漢文」の可能性が高い。 そうであれば「諸石」は意味が通じないので、「諸(これ)を石に表して」と書き下すのが正しいと思う。 171頁:高貴も庶民も、賢...
083頁:文渓師墓表……其の梗概を叙し諸石に表して以て悠久に伝へん…… 書いていないが、これは「墓表」で、漢文訓読調なので、「原漢文」の可能性が高い。 そうであれば「諸石」は意味が通じないので、「諸(これ)を石に表して」と書き下すのが正しいと思う。 171頁:高貴も庶民も、賢者も不背者も同し事也(賢者も不背者も同じレベルだ)、 「不背者」は意味不明。四書のひとつ、『中庸』に「(孔)子曰……賢者過之、不肖者不及也(賢者はこれに過ぎ、不肖者(ふしょうしゃ)は及ばざるなり。)」とある。 おそらく「肖」字を「背」に見誤った、翻字しそこなったのだと思う。 そうであれば、この家訓には『論語』だけでなく、『中庸』の痕跡も認められることになるかも知れない。 (それとも、もとは、手書きの原稿で、校正漏れでしょうか?)
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