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若者を見殺しにする国
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 鍬谷書店 |
発売年月日 | 2007/11/01 |
JAN | 9784902465129 |
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若者を見殺しにする国
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商品レビュー
4
9件のお客様レビュー
話題となった31歳、フリーター、希望は戦争の著者がその論考に対する反応にさらに応答する書。解決策は個人的には、ベーシックインカムかと思っているが、著者は、実現に疑問を持っているだけで、反対でないのがわかったことはある意味収穫だった。 論考自体は、反応を紹介してくれているので、人の...
話題となった31歳、フリーター、希望は戦争の著者がその論考に対する反応にさらに応答する書。解決策は個人的には、ベーシックインカムかと思っているが、著者は、実現に疑問を持っているだけで、反対でないのがわかったことはある意味収穫だった。 論考自体は、反応を紹介してくれているので、人の立ち位置によって、様々な見方があるのだなという確認が取れ、参考になる。堀江氏の「金で買えないものはない」発言に続く言葉「金で買えないものは差別につながる」旨があったことを知ることができたことも良かった。
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2007年刊。著者の言うワーキングプア等の実情解説は何らおかしくないし、鋭敏な目と明快な表現力を持っていると思う。が、その対応策や求める社会像となると、ベクトルの向きが妙と感じる。この点、仮にその提言が、まともな仕事を寄越せ、ブラック企業は叩き潰せ、非正規と正規を同一処遇にせよ、セーフティーネットを充実・拡張、生活保護を受け取りやすくせよ、なら共感できるが、既得権者の保護を外せというなら、既得権者に抵抗されて敵にするのでは…。本書は、このままでは悪しき「引き下げデモクラシー論」の典型である。残念な一書。
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この本を始めて読んだのは2009年だと思いますが、それ以来定期的に読みたくなる僕のバイブルです。 30歳を過ぎたフリーターである赤木智弘氏により執筆されたこの本の論旨をまとめると、30歳を過ぎて尚、フリーターという立ち位置に甘んじるしかない私〈著者〉=ロストジェネレーション世代...
この本を始めて読んだのは2009年だと思いますが、それ以来定期的に読みたくなる僕のバイブルです。 30歳を過ぎたフリーターである赤木智弘氏により執筆されたこの本の論旨をまとめると、30歳を過ぎて尚、フリーターという立ち位置に甘んじるしかない私〈著者〉=ロストジェネレーション世代にとって、今の世の中は全く平和ではなく、このまま惨めな死を待つか、思い切って自殺するかの二択でしかない。 したがって、何も持たない私〈著者〉は失うものは何もないので、既得権益をもつ者も持たざる者も等しく扱われる戦争を望み、持たざる者からの一発逆転に賭ける他ないのではないかとの考えが頭をかすめるほど、切羽詰まり緊迫した状況に陥っている。ということです。 著者の赤木氏の良いところは自らの言論を『半ば主張、半ば煽動』と割り切っている点です。赤木氏はこの本の執筆動機として「高尚な理想があるわけではありません。社会の多くの人を救いたいと考えたわけでもありません。それ以外のモノをなにも持たない私には、それを金に替えていくしかないのです」と述べています。つまり、「金が欲しい!」、仕事が欲しい!」と訴えているのです。 論壇は本来、学者による客観的な不偏不党に基づく主張が展開されるのが常なのでしょうが、本書はあくまでも〈社会的弱者〉といえる著者の主観で展開されます。それが面白いです。 自分の世代で言うなれば、「神は神の子のみを愛す」とか「俺はウジ虫」と歌ったレディオヘッドや、「橋の下でいくらシャブを打っても足りなかった」と歌ったレッチリや、「ハロー、ハロー、どんくらい酷い?」と歌ったニルヴァーナくらい打ちのめされているんだけど社会へのカウンターパンチを狙っていて…。つまりはロックなんだと思います。
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