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母べえ
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2007/12/10 |
JAN | 9784120038952 |
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母べえ
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商品レビュー
3.3
6件のお客様レビュー
国家は常に国民の味方か
戦争遂行に向けた国体護持のため、強大な国家権力により、学問や表現の自由が当然のことのように踏みにじられる時、仲睦まじい平凡な家族が引き裂かれ、平穏な当たり前の日常が奪われる。警察に勾留された父との面会に向かう母子に向けられる一市民の「非難するような」視線は、そんな国家の非道を黙認...
戦争遂行に向けた国体護持のため、強大な国家権力により、学問や表現の自由が当然のことのように踏みにじられる時、仲睦まじい平凡な家族が引き裂かれ、平穏な当たり前の日常が奪われる。警察に勾留された父との面会に向かう母子に向けられる一市民の「非難するような」視線は、そんな国家の非道を黙認し加担する所為に他ならないことを、思い知らされる。
fugyogyo
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※このレビューにはネタバレを含みます
野上照代さん(1927.5.24~)「母べえ」、2007.12発行。1984年に読売女性ヒューマン・ドキュメンタリー大賞の優秀賞を受賞した「父へのレクイエム」を改題したもの。拘置所内の父と留守家族の往復書簡集。激動の時代に懸命に生きた「母べえ」。野上照代さんのお母さん。山田洋次監督の映画で吉永小百合さんが演じています。本書の中で野上さんが描かれたイラストがとてもいいです。
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(2014.02.04読了)(2014.01.17購入) 吉永小百合主演、山田洋次監督で映画化された映画の原作です。 2008年1月に見たのですが、映画を見た後、原作を読もうな、と思っていたのですが、いつの間にか6年も経っていました。どんな映画だったかもうろ覚えでした。 1940...
(2014.02.04読了)(2014.01.17購入) 吉永小百合主演、山田洋次監督で映画化された映画の原作です。 2008年1月に見たのですが、映画を見た後、原作を読もうな、と思っていたのですが、いつの間にか6年も経っていました。どんな映画だったかもうろ覚えでした。 1940年、昭和15年、皇紀2600年の頃の話です。支那事変が泥沼化して、思想統制などがきびしくなってきたころです。思想犯で捕まった父親とその家族の物語です。 多少フィクションが入っているようですが、大部分は、実際の話が元になっているようです。思想犯で捕まった留守家族を、友人、知人などが支えていたんですね。 僕も戦後世代ですので、戦時下の話は、父母から時折聞かされた程度で、実態はなかなか想像できないので、このような本があると想像しやすくなるので、助かります。 (2014年2月4日・記) (「BOOK」データベースより)amazon 太平洋戦争前夜、治安維持法により検挙された父親と、留守を預かる母娘。深刻な状況のなか、「父べえ」「母べえ」「初べえ」「照べえ」と呼び合う一家が交わした手紙には、明るいユーモアと、互いを気遣う愛情があふれていた。長年、黒澤映画のスクリプターとして活躍した著者が、両親への鎮魂を込めて綴った幻の名作「父へのレクイエム」を改題。
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