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外国交際
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外国交際
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商品レビュー
4.5
2件のお客様レビュー
将軍慶喜と薩摩藩他とも交流をもつアーネスト・サトウ、時代の息吹が感じられて非常に面白い!次はいよいよ「大政奉還」
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パークスが慶喜を評価する中、西郷は英を「仏人のつかわれもの」とサトウに酷評。事実、兵庫開港で仏が貿易独占する動きがあった。サトウの協力申出に、西郷は「日本の革命は我々自身の手でするから」とサトウに言質を与えず。サトウは操られていた。 パークスの敦賀行で幕府寄りの公家4名が職を追わ...
パークスが慶喜を評価する中、西郷は英を「仏人のつかわれもの」とサトウに酷評。事実、兵庫開港で仏が貿易独占する動きがあった。サトウの協力申出に、西郷は「日本の革命は我々自身の手でするから」とサトウに言質を与えず。サトウは操られていた。 パークスの敦賀行で幕府寄りの公家4名が職を追われる。京の近くを外国人が通ることの責を問われた。その敦賀行きを事前に勧めたのが薩摩?。新政府が直ぐに京で外国公使の天皇謁見を設けたことを考えると、当時の薩摩(大久保)の政治力は凄まじい。 サトウは、「ひとだび兵庫が開港されてしまえば、大名達にとって、革命の機会は失われてしまう」と西郷に説いた。幕末の政治情勢の把握において、サトウを有するパークスの、サトウを欠いたロッシュに対する優位は明らかであった。 1867年3月頃の慶喜の外国公使謁見は慶喜の勝利・成功だった。英公使パークスも、慶喜の態度に感銘を受けるが、他国が慶喜を「陛下」としたにもかかわらず、唯一、パークスは「殿下」を使った。サトウの「英国策論」が貫かれている。
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