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赤と黒(下) 光文社古典新訳文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 光文社 |
| 発売年月日 | 2007/12/20 |
| JAN | 9784334751463 |
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赤と黒(下)
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商品レビュー
4
33件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
ジュリヤン・ソレルの野心と恋が、ついに破滅へと向かう下巻。 貴族令嬢マチルドとの駆け引き、そしてレナール夫人との再会が、彼の運命を大きく揺るがします。 激情と冷静さが交錯する展開に、最後まで目が離せませんでした。 「赤=栄光」「黒=破滅」とも読めるタイトルの意味を、読後に深く考えさせられる一冊です。 結末は、サロメを連想しました。
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スタンダールの容貌はよろしくないらしいが、年譜ほどの恋愛をしていれば、赤と黒も容易く書けただろうと思う。恋愛経験の浅い男の妄想話かと思っていたが、実際は自身の恋愛経験と時事、新聞を織り交ぜた著者本人の姿が透けて見える作品だった。主人公ジュリヤンは容貌と記憶力こそ良いが、地頭はそれほどよろしくない片田舎の息子だ。彼なりに努力し神学校に入り、家庭教師など仕事をしていたが、やることなすこと悲劇の主人公気取りで他人に与える迷惑などまるで考えない。むしろ、迷惑をかけている自分に陶酔していた。彼は家庭内暴力の中で育ち、ナポレオンを生きるよすがにしたことで、英雄ナポレオンを崇拝するしか脳のない男に育つ。戦争のない世の中で英雄のような生き方に焦がれる性格になった。ただ彼が人間関係においてみせる自己中心さや他人への無関心は、環境のせいだけではないと思う。彼が時折見せる無責任な行動や感情的な言動は、彼の稚拙な性格の表れだった。要するに、彼は若さゆえに感情的と周りから見られていたが、もともとそちらが本性なのである。理性的で知的な美貌の青年は見せかけで、美しく無垢な町長夫人も移り気な侯爵令嬢も見せかけに騙されて恋していたが、彼は自分だけを一番に思っていたろくでなしである。子供ができたなら父親として責任を取り生きるべきなのに、迷わず死を選ぶのが卑怯者な彼らしい。
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ちょっと待って名作が過ぎる うーん、書きたいことが3つくらいあるんだけど、めんどくさいから1つに絞ろうw それはね人間の想像力ってすごくない?ってことです 今さらそれ言うか?って感じかもですが、そんなすごい想像力から生み出された物語の力ですよ 珍しくがっつり ネタバレであらすじとか書いちゃいますよ! 古典の名作なんて結末知ってたって問題ないと個人的には思うけど、一応フタしときます ってここまでですでにあらすじめんどくさいとか思いはじめてますが、頑張ります 上巻でそのとんでもない記憶力と明晰さ(プラス見た目の良さ)で、市長のおうちの家庭教師となった製材店の三男坊ジュリヤン どのくらい記憶力がいいかって言うと聖書まるまる暗記してます しかもラテン語で えげつない だってみんなもホテルとかに泊まった時に聖書読んだことあると思うけど、恐ろしく分厚いからね とんでもない頭の良さです そう言えばアパホテルだけ、なんか変な本置いてあるよね で、そこでまぁ色々ありまして、下巻でも色々ありまして(横道にそれた結果心折れたあらすじ無理) 結局さジュリヤンは死刑になっちゃうのね で、その死刑になる前の最期の数日間で色々気付くわけ そうね真実の愛とはとか、自分がいかに不誠実で小さな人間だったかとか 後悔しまくるわけ でさ、たぶんまぁきっと死刑とかなったら自分も色々振り返って、もしかしたらジュリヤンと同じように、素直に自分ってものを見つめ直すことができるのかもしれないな〜って でもそんなん手遅れもいいとこやん つか死刑になってる時点でそうとうなことしでかしてるわけやん 今の日本だったらその時点で二人以上殺してるわけやから でも物語を読むことで、実際に死刑になる前に、そんな心持ちに近付くことができるわけ(いや死刑前提かよ) もちろん綺麗事もいいとこだけどさ そこになんか物語の力ってものを感じずにいられないフランス文学の名作でした!
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