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魔物(上)
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 角川書店/角川グループパブリッシング |
発売年月日 | 2007/11/30 |
JAN | 9784048737678 |
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商品レビュー
3.3
14件のお客様レビュー
面白いけど、これは賛否両論ありそうですなー。 私は上巻を読んでる時は、この摩訶不思議現象が実は・・・って展開を期待していたのだが。
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先に書いた『氷の森』を読んですぐに読み始めたせいか、その差に驚きます。(『氷の森』はデビュー直後の作品) 差とは例えば、当たり前ですが文章が格段にこなれてきていることとか、ストーリーの持っていきかたがうまくなっているとか、そういうプラス面もある一方で、やはりマイナス面もあり。 ...
先に書いた『氷の森』を読んですぐに読み始めたせいか、その差に驚きます。(『氷の森』はデビュー直後の作品) 差とは例えば、当たり前ですが文章が格段にこなれてきていることとか、ストーリーの持っていきかたがうまくなっているとか、そういうプラス面もある一方で、やはりマイナス面もあり。 最近の大沢作品に共通していえるのだけれど、うまいのだけどもうひとつ突き抜けた面白さがなくなってきているというか、テーマ探しに迷いが感じられるという感が、文章の端々から感じられてしまう。 今作のテーマは恐らく「神」「信仰心」というあたりだと思う。 それをロシアマフィアの現状や北海道経済との絡みを交えて、ここまできっちり「物語」をかけるというのはさすが。 けれど、タイトルとなった「魔物」の扱いがどうにも陳腐。ラストバトルの決着のつき方には、「そりゃないだろ」と笑ってしまった。 「神」という言葉を使って解決するには、なんとも簡単すぎるというか。 ハードボイルドやミステリーは、どうしても「定番」「お決まり」のパターンというのが存在し、それに沿った話の展開になりがちでもある。 けれどそれを補うだけの何かが、今までの大沢作品にはあり、それがわたしは好きだったのだけれど、最近の大沢作品はそれが見当たらない。 もう一歩、はじけて欲しいなあと、大沢信者としては思うばかりだ。 あ、でもそこらの小説なんかよりは、格段に面白いですよ。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
大沢在昌さんの作品はこれで2冊目です。 舞台は北海道。ロシアマフィアと日本のヤクザとの「薬」の裏取引を取り締まる厚生労働省の麻薬取締官が主人公。 東方正教会の聖人、「カシアン」が描かれた「イコン」を巡って、事件が起こる。次々と犯罪者に乗り移る目に見えない「カシアン」を追跡し、色んな謎を持たせながら上巻は関東に向かうところで話が終わる。 本の中で、神を信じるか、信じないかの議論をされている。 自分もそうだけど、日本人の自分からすれば、神様なんて、「神様、仏様。なんちゃらかんちゃら」とか、正月の初詣くらいしか存在を求めない。(仏様も同様) 日常の中の苦しい時であっても、宗教とかに向かないからピンとこないわけ。だけど浄土真宗だと悪人正機(「悪人」であればあるほど、仏のに救い求める)という考えもあるから、ピンチの時に人は 神様とかの存在を信じるのかも。 しかし作品の中で、主人公の言葉で印象に残っているのが、 「神様を求めていた時に、オレは神様に出会えなかった」 過去を憂い出るわけだけど、自己の中から何もしてくれなかった神の存在をかたくなに否定している姿勢が強く感じる。 ただ、宗教の伝説を現代世界の事件にそわしながら、オカルトチックに物語が進むのは、上巻までにしといてもらいたい。これで下巻も謎を伝説とかの逸話で片付けてしまったら、ファンタジー小説を読んだことになって、期待はずれになってしまう。下巻ではいろんな「謎」が解決する方向で、もっと現実的な世界観の話になっていってほしい。
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