英会話の正体 地道な努力が報われる本

山本大【著】

• 販売会社／発売会社: 国際語学社
• 発売年月日: 2007/11/22
• JAN: 9784877313906

商品レビュー

2020/01/13

英会話の正体とは？

「いま自分が日本語で楽に言えることを英語でも楽に表現できるようになること。」

「日本語で説明されれば簡単に理解できることを英語で説明されても容易に理解できるようになること。」

まさにこれに尽きる。

英会話の目的やゴールを、とある外人とどんな会話をするか、相手ありきで考えさせることがほとんどの中。
英会話のゴールに自分を定めた、まさにコペルニクス的な考え。

もちろん英会話学習のための様々な方法も載っていて、覚えるのが楽しくなるフレーズも沢山。

英会話のゴールを見失い迷走している時に読んでほしい一冊。

2012/07/14

自分用メモ

日本の英会話は英聞話

リスニングの三大要素
音（発音イントネーション音の連結）・スピード・センテンス（構文パターン熟語単語）

英会話は英語のセンテンスのキャッチボール
重要なのは2word answerから脱してcomplete　sentencesを使えるようになること
短くて言いやすいセンテンスだけでなく、かなり長くて複雑な構文のセンテンスを使いこなせるようになること
相手と会話をする前に、自分一人でスピーキングの練習をすること

練習　自分一人の学習・練習
練習試合　英会話クラスや私的レベルでの外国人との会話
公式戦　実際のビジネスで使う英語

スピーキングの練習は一人でできる（口頭練習）
TOEICのパートⅡⅢの出題会話表現は実際によくつかわれるもの
テープをよく聴き、スクリプトを見ながら発音スピードイントネーション音の連結文の区切りなどに注意し、まねる　何度も音読する
テープのあとをついてリピート、それが簡単にできるようになったらテープと同時にスピーキング、音読を繰り返す

口頭練習の成果はまずリスニングにあらわれる
音読だけなら1日5分から10分、テープを活用したものなら10分から30分。できるだけ毎日やる
英語と日本語のスピードは同

区切りが大切強く意識する
意味の区切り、長い意味の区切りで判断

一本釣り
これはと思ったセンテンスを口頭練習して実際に使えるようにすること
どのセンテンスを一本釣りするかどうかそれを探すのも修行

三連打（三つのセンテンスを連打して答えられるようにする）

学校英語は英語から日本語への一方通行
その逆の和文英訳は皆無

英語で考えるとはよくつかわれる日本語の表現を英語でどう表わすのだろう、と考えることと解釈すべき
必要なのは日本語を英語に置き換える練習

英会話学習の共通の目的
「今自分が日本語で楽にいえることを英語でも楽に表現できるようになること」

英会話学習とは英語表現を増やすこと

逆が真実「話せる英語は聴ける」
スピーキングの練習が受信を発信にチェンジさせる
知らない表現は話せない

英語に触れているうつに慣れるではなく、「練習！」

文法は大事

とっさに英語が出ないんだよね、とよくいうがとっさに口をついて出るように訓練すること

うまくなれば好きになり、やる気がおこる

耳を慣らすとは「耳から新しい表現ははいってこない」ということ

テープ（音源）はカラオケ。

暗記！
独り言フレーズ集め
1度に100回音読するよりも一週間で100回の方が良い」

断続の継続でいい。

2008/09/15

英語をかれこれ一年以上も勉強しているが（週に１０時間位）時間的に圧倒的に足りないのは承知しているけど、これ以上の時間を英語だけに確保するとなると至難の技（結婚して幼児を抱える人なら分かるはず）。
と言うわけで、なにやらおもしろそうだったので買ってみた。フムフムなるほど、そうだったのか〜。いままでは英聞話だったのか〜。よ〜し、今日からひたすらシャドウイングするぞ〜。結果は来年以降に。

強点→かなり英語の意識改革にはなる。もちろん読んだだけでは何も変わりません。

弱点→ちょっと例文が少ないかな。あとも少し日常会話的なものも入れてくれると良かったかな（本の趣旨から外れるかもしれませんが）

読後の影響→一日５分のシャドウイングの実施。しかしアゴが痛くなる。