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地震の日本史 大地は何を語るのか 中公新書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2007/11/24 |
JAN | 9784121019226 |
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地震の日本史
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地震の日本史
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商品レビュー
3.9
7件のお客様レビュー
過去の地震の痕跡を遺跡から見つける。液状化現象の証拠である噴砂・砂脈や、断層のずれなどである。それらを文献記録と照合しながら地震の歴史を跡付けていく。そんな風に数々の地震を時代順に淡々とつづっていくだけの本。東海地震・南海地震あり、複数の断層が連動した内陸型地震あり。とにかく日本...
過去の地震の痕跡を遺跡から見つける。液状化現象の証拠である噴砂・砂脈や、断層のずれなどである。それらを文献記録と照合しながら地震の歴史を跡付けていく。そんな風に数々の地震を時代順に淡々とつづっていくだけの本。東海地震・南海地震あり、複数の断層が連動した内陸型地震あり。とにかく日本は100年と置かずに大きな地震に襲われていることが良く分かりました。 琵琶湖西岸断層帯は西側が上昇して東側が下降する活動を続けている。そのために琵琶湖は、周囲の陸地から砂や泥が運び込まれても、沈降を続けているために大きな湖であり続けている。 古代の人たちが、地割れの上に土器や石を置いて地震を鎮撫しようとした跡も見つかっている。 高知県中村市アゾノ遺跡の例。11世紀から15世紀末まで幾世代にもわたって生活が続いていた。それが1498年の明応東海地震(+南海地震)を境に生活の後が途絶える。当時の人にとっても、まさに想定外の出来事であったろう。 寺社などの古い建築も、現存するものは幾たびもの震災をくぐり抜けてきているわけだ。 飛騨の帰雲城を飲み込んだ1586年の天正地震(これは複数の断層帯が連動してM8クラスになった内陸型地震)や、雲仙の噴火で城下町を地すべりで海に押し流して津波まで起こした1792年の島原大変肥後迷惑など、まさにカタストロフィ。 余震とは逆に、前兆のような小さな地震が本震の前に起こるケースも結構ある。そう言えば、3.11の2,3日前にも地震があった。要注意。 江戸時代から地震天罰論が書き残されている。理不尽な天災に何とかして理由付けをしようとする普遍的な人間心理なのだろう。 一方、災害ユートピア的な現象も見られる。旧来の社会構造が一時的にでも壊れて、世直し的な期待感が高まる。大工仕事などで復興景気も。もちろん物価つり上げを取り締まる向きも。1855年安政江戸地震の例より。
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昔から大地震って10〜20年ごとに日本各地で起こってるのだな、と。 一般の人だけじゃなくて、政治に関わった人にも関わりあるはずなのに、学校の日本史ではあんまりやらない。 古くても江戸時代の火山噴火とか、文化史で鯰絵のこととかぐらい。 学校で学ぶ歴史ってほぼ政治史なんだな、と改め...
昔から大地震って10〜20年ごとに日本各地で起こってるのだな、と。 一般の人だけじゃなくて、政治に関わった人にも関わりあるはずなのに、学校の日本史ではあんまりやらない。 古くても江戸時代の火山噴火とか、文化史で鯰絵のこととかぐらい。 学校で学ぶ歴史ってほぼ政治史なんだな、と改めて。 そして現代を生きる我々に必要なのは、その場しのぎの対策だけではなく、長い日本の歴史から、専門家だけでなく、一般の人も学んで、地震や津波に備えることが大切なのではないかな、と。 そんな風に感じてあとがき読んだら、それに近いことが記してあり、大きくうなずいてしまった。 歴史って、今を生きるのに、未来を生きていくのに、役に立つということを改めて感じたし、そのことをたくさんの人に伝えられたらな、なんて思った。
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★考古学には関心薄★東日本大震災を契機に買ってみたが、ちょっと期待外れ。文献だけでなく地層から地震の歴史を読み取る「地震考古学」の本で、まっとうに時代ごとに代表例を淡々と列挙する。だが、そもそも自分は考古学という分野にあまり関心を持てないようで、頭に全く入ってこなかった。ただ、糞...
★考古学には関心薄★東日本大震災を契機に買ってみたが、ちょっと期待外れ。文献だけでなく地層から地震の歴史を読み取る「地震考古学」の本で、まっとうに時代ごとに代表例を淡々と列挙する。だが、そもそも自分は考古学という分野にあまり関心を持てないようで、頭に全く入ってこなかった。ただ、糞から動物の生態を調べる手法があるように、考古学にも様々な切り口があることは理解できた。
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