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ベートーヴェンの交響曲 講談社現代新書
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2007/11/20 |
JAN | 9784062879156 |
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ベートーヴェンの交響曲
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商品レビュー
4.2
31件のお客様レビュー
ベートーヴェンの第1交響曲から「第九」まで、9つのすべての交響曲を扱っている。1つの交響曲について、本の1章が割り当てられており、最初と最後には、金聖響氏と玉木正之氏の対談が収録されている。つまり対談の間に、交響曲の解説を挟むという形になっており、構成としてはバランスが良い。 ...
ベートーヴェンの第1交響曲から「第九」まで、9つのすべての交響曲を扱っている。1つの交響曲について、本の1章が割り当てられており、最初と最後には、金聖響氏と玉木正之氏の対談が収録されている。つまり対談の間に、交響曲の解説を挟むという形になっており、構成としてはバランスが良い。 内容は楽曲解説というよりも、楽曲をテーマとして、様々な話に展開するという、よもやま話といった色の方が濃い。雑記ではなく、よもやま話と書いたのは、本書が気楽な語り口調で書かれているためである。まるで、雑談のように、話は脈絡なく展開している。明記されていないが、さながら語り下ろしのような感じである。解説書のように、楽曲を深く理解することを目的とし読むと肩透かしを食らってしまう。 広く、浅く、様々な情報を提供しているとも言える反面、まとまりがなく、深さが足りないとも言える。読者の経験値によって賛否が分かれそうである。 内容のほとんどの部分は、熱心なクラシック音楽ファン(私もその一人である)なら、ほとんど見たり聞いたことのあるような話で、入門者向けの内容であると言える。しかし、この指揮者がどのように考えて音楽を再現しようとしているかというような部分では、新たな発見はあるかもしれない。 特にお勧めの本というわけでもないし、お勧めできないとも言えない。読みやすいという利点はあるので、著者の雑談に付き合うという感じで、気楽にさらりと読むのが正解だろう。 最後に一つ。些細なことかもしれないが、私は気になったことがある。著者のこだわりなのか、あるいはミスなのかわからないが、「見事」を「美事」と表記していることである。「びじ」ではなく、「みごと」という文脈で使われているので、最初は「美しいこと」に、よほどのこだわりを持って意図的に使っているのかとも思ったが、「美事な作品」、「美事に」などというように、何十回も使われているので、特に美しいことを強調するためではなさそうだ。見慣れていない表記が何十回も出てきたため、この表記を目にするたびに気になってしまった。
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指揮者の金聖響が、ベートーヴェンの九つの交響曲について、わかりやすく解説をおこなっている本です。巻頭と巻末には、ベートーヴェンをめぐる玉木正之との対話が収録されています。 本書で金は、フルトヴェングラーに代表される「大指揮者時代」のベートーヴェン観を相対化するとともに、その後の...
指揮者の金聖響が、ベートーヴェンの九つの交響曲について、わかりやすく解説をおこなっている本です。巻頭と巻末には、ベートーヴェンをめぐる玉木正之との対話が収録されています。 本書で金は、フルトヴェングラーに代表される「大指揮者時代」のベートーヴェン観を相対化するとともに、その後の古楽器とピリオド奏法による歴史的なベートーヴェンの復元をくぐり抜けて、改めてベートーヴェンののこした作品そのものに立ち返り、その音楽の魅力を再発見しようと務めていると語っています。こうした立場からなされる金の解説では、ベートーヴェンの音楽を「精神性」や「文学性」に還元することをしりぞけ音の構成のなかに秘められた魅力の源を探求しながらも、玉木が読者を代表して述べているように「われわれのような「音楽理論音痴」のシロートにも、もっとベートーヴェンの交響曲を楽しませてほしい」というニーズにこたえるという、むずかしい課題に挑戦したものだといえるように思います。 玉木の想定する読者の一人であるわたくしにも比較的読みやすく、ベートーヴェンの作品の魅力がよりいっそう理解することができたという点では、こうした本書のねらいは成功しているといってよいのではないかと思います。
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2021/3/8 著者の金氏は大指揮者時代を一歩引いた目線で語っており、フルトヴェングラーに心酔していた自分を客観視することができた。ベートーヴェンが意図した音楽を忠実に表現する演奏にもう少し関心を向けてみようと思う。
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