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波乱の時代(上) わが半生とFRB

アラン・グリーンスパン(著者), 山岡洋一(訳者), 高遠裕子(訳者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 日本経済新聞出版社
発売年月日 2007/11/01
JAN 9784532352851

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商品レビュー

4.1

22件のお客様レビュー

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2023/09/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

・・・ 第13代FRB議長の回顧録。足掛け19年ものあいだ、FRB議長として国の金利や財政などの経済回りの政策をリード。政治の世界とも付き合ってきた氏によるメモワール。 ・・・ グリーンスパン氏。私の印象にあるのはリーマンショックの陰の立役者(ショック前の低金利誘導のこと?)とかで揶揄されたり、ひいては陰謀論的にユダヤに与するものとかなんとか。要はよく知りませんでした。 でも本作読んで、氏自身の生い立ちもさることながら、歴代政権や権力者への見解など、現代史を振り返る点でも非常に面白い作品でありました。 ・・・ 経済回りの方ということは分かりますが、野球少年だったとか、野球といってもデータ(打率とか)を覚えたりするのが好きとか、まあちょっと変わっていますよね。両親が離婚して母親に育てられたとか。 高校卒業後、召集令状を受け戦場に出るまでジュリアードで学ぶという予定も、まさかの検査でハネられ、失意の中?ビッグバンドでクラリネットを吹くようになったとか。 戦争が終わり、今後の事を鑑みニューヨーク大学で学び、以降エコノミストの道を辿るのですが、数字からストーリを読み解き文章にすることが得意であったという印象を受けます。 彼の20代あたりのお話だけで十分に面白く読めるかと思います。 ・・・ 上巻の中盤は、彼自身の政治への接近が描かれます。 フォード政権で経済諮問委員として政治の世界に踏み入り、以降政治家の資質・度量を仕事を通じて眺めてきたグリーンスパン。フォード、レーガン、ブッシュ(父)、クリントン、ブッシュ(子)など多くの大統領を見てきた中で、フォードの明晰な理解力、クリントンの人間的魅力、ブッシュ(子)のポピュリズムへの批判など、一定の距離から時の権力者を見てきており、その評価が面白い。 中央銀行の独立性、大統領の目指すもの、議会との対立・融和など、氏のポジショントーク的なものはあろうかと思いますが、それを鑑みても面白かったです。 ・・・ また現代史の一部としてもなかなかに面白かったと思います。 アジア通貨危機での韓国の突然に失速に外貨保有高に統計上の誤り(隠ぺいに近い)があったとか、ソ連崩壊時に計画経済から資本主義経済へ移行する際のリスク管理や「見極め」など、米国として何を見ていたか、どこまで(なぜ)手を出すかという点が分かり面白かったです。 同じことはメキシコ危機の記事にもありましたが、世界がグローバル化するなかで、経済的なつながりは一国を越え、景気や金利動向をマネージするのにもはや米国一国を見れいればよい、という時代は終わったことを読んでいてつくづく感じました。 もちろんこれはどの国も同じであります。「風が吹けば桶屋が儲かる」情勢であり、我々も「風」を感じるべきだなと思った次第です。 ・・・ ということでグリーンスパン氏の回顧録の、半分でした。 政治、経済に関連する話が多いのですが、氏の生い立ちもドラマがありなかなかに面白かったです。 米国現代史、米国の政治、経済動向等に興味がある方にはお勧めできる本かと思います。

Posted by ブクログ

2015/08/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

思ったよりも読みやすく、大変面白かった。 アメリカの議会、ホワイトハウスとFRBの近づかず、 遠ざからずの絶妙のバランスの取り方はある意味スリリング。 ブラックマンデーから同時多発テロの影響まで 経済的な側面から見れたのはなかなかよい。 また、経済政策と金融政策の狭間の揺れ動きも 現在の日本の状況と照らし合わせて考えるとなお面白い。

Posted by ブクログ

2015/03/27

 本書はレーガン時代にFRB(アメリカの中央銀行)議長に使命され、2006年までその地位にあったグリーンスパンの自伝である。FRBの使命とは財、サービスの物価を安定させることを目標に政策金利の調整をおこなう。  市場介入を主張している経済学者に対して、経済を深く理解しているわけ...

 本書はレーガン時代にFRB(アメリカの中央銀行)議長に使命され、2006年までその地位にあったグリーンスパンの自伝である。FRBの使命とは財、サービスの物価を安定させることを目標に政策金利の調整をおこなう。  市場介入を主張している経済学者に対して、経済を深く理解しているわけではないレーガンは自由放任の信奉者として、自由市場には自動修正機能があり、資本主義には富を生成する基本的な力があることを理解していた(P130参照)  1990年代半ば中央計画経済崩壊後のロシアの状況は、自由市場制度に移行できずに闇市場制度を築くことになる。政府が国民の財産権を保護できなければ富の創出と経済成長はできないという混乱の最中にあった。

Posted by ブクログ

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