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現代日本の小説 ちくまプリマー新書

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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2007/11/10 |
JAN | 9784480687715 |
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現代日本の小説
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商品レビュー
3.5
5件のお客様レビュー
1980年代から2000年にかけて「戦後」という社会が終わったということを巡って様々なことが言われてきましたが、「文学」、まあ「純文学」というべきかもしれませんが、その時代に、その世界で「終わった」ことと「始まった」ことを若いひとに伝えることが、いかに難しいかを実感させてくれた...
1980年代から2000年にかけて「戦後」という社会が終わったということを巡って様々なことが言われてきましたが、「文学」、まあ「純文学」というべきかもしれませんが、その時代に、その世界で「終わった」ことと「始まった」ことを若いひとに伝えることが、いかに難しいかを実感させてくれた本です。 村上春樹の登場、ばなな現象、Etc.その時代の文学とともに暮らしてきた人がどれくらいいるのか見当がつきませんが、暮らしてきた人間には、たぶん実感できることなのですが、たとえば、2000年以後に生まれた若い人たちにとって、それがどんな意味を持つのかという問い以前に、「無関心」がやってきてしまうといっていいでしょう。 ぶっちゃけ、現在の高校生一般が、そんなことに関心を持つとは思えません。 そうした事象を、近代以降、第二次大戦以後の「文学史的な常識」の地図の上において「変化」を伝えようとする著者の努力に拍手!ですね。 「ああ、そうだったんだ」と感じるのは、いい年をした人たちばかりかもしれませんが、やはり必要な総括というべき仕事だと思いました。 ブログにも感想を書きました。乞う、ご一読。 https://plaza.rakuten.co.jp/simakumakun/diary/202109290000/
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ばなな・春樹を軸とした、現代文学論。その2人のみならず、純文学の重要作家案内でもあるから、プリマー新書として、文学への誘い的役割も担える内容。
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2015.4.5市立図書館 1987年の「ノルウェイの森」「キッチン」の登場から変わり始めた日本文学。口語化、文学のグローバリゼーション、文壇の終焉(?)と変容する創作システム、手書きからPC入力へ、ゲーム的リアリズムなど、2007年までの20年間をふりかえり、時代を画した作品と...
2015.4.5市立図書館 1987年の「ノルウェイの森」「キッチン」の登場から変わり始めた日本文学。口語化、文学のグローバリゼーション、文壇の終焉(?)と変容する創作システム、手書きからPC入力へ、ゲーム的リアリズムなど、2007年までの20年間をふりかえり、時代を画した作品と志ある作家の仕事を紹介する本。 自分にとっては本格的に小説を読み出す高校生からの話とぴったり重なるので、あたらしい潮流の中で自分は育ってきたんだなぁと改めてわかった。
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