金雀枝荘の殺人 綾辻・有栖川復刊セレクション 講談社ノベルス

今邑彩【著】

• 販売会社／発売会社: 講談社
• 発売年月日: 2007/11/08
• JAN: 9784061825703

商品レビュー

2024/10/04

館もの×密室×見立て×お金持ち一家×養子×色覚異常…と本格ミステリによくありがちなものオンパレード、しかも幽霊まで登場なのに、まったく飽きることなく夢中になって読める作品だった。
最初は｢エリザベートとか出てきちゃったよ｣と思ったけれど、エリザベート重要！笑

やっぱり正統派は間違いない。
最近の凝りにこったものよりおもしろい。

欲を言えば、表紙に【綾辻・有栖川 復刊セレクション】とあるんだから、解説はお二人のどちらかであってほしかった。
まぁ辻村深月も好きだからいいんだけど、なんかね。

2023/10/25

面白かったです。本格ミステリです。ある館で大量殺人が起き、それは「狼と七匹の子やぎ」の見立て殺人。そして半世紀以上前に起きた無理心中事件と繋がっていく。謎を解くべく集まった人々と突然の招かれざる客。客人が探偵役となりお話は進みます。犯人は探偵なのか。プロローグからどんどん時代を遡り、そしてまた戻ってくる。序章が終章であるという構成で、最後に改めて序章を読むと作品の違う横顔が感じられました。

2018/10/08

面白い/　一気に読んでしまった/　ただ、母親が色覚異常だと男子はすべて色覚異常になる、と書いた数ページ後に、色覚異常の母親から色覚異常の男子が産まれる確率は1/2だと書いているのはどうなんだ/　謎の重大な部分を占める重要なワードだからおかしいだろ/