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大伴家持 少年少女伝記読みもの
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | さ・え・ら書房 |
発売年月日 | 1984/04/01 |
JAN | 9784378021294 |
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大伴家持
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(2014.03.08読了)(2014.03.07借入) 副題「「万葉集」の生みの親」 【日本の古典の周辺】 「悲歌 大伴家持」田中阿里子著、を読んだのですが、小説なのでどのあたりが史実で、どのあたりが作家の創作なのか、いまひとつ心許なかったし、奈良時代の歴史にあまり明るくないの...
(2014.03.08読了)(2014.03.07借入) 副題「「万葉集」の生みの親」 【日本の古典の周辺】 「悲歌 大伴家持」田中阿里子著、を読んだのですが、小説なのでどのあたりが史実で、どのあたりが作家の創作なのか、いまひとつ心許なかったし、奈良時代の歴史にあまり明るくないので、もう少し家持について読んでみようと、図書館の蔵書検索システムで検索したらこの本がヒットしたので、予約して借りてきました。 「少年少女伝記読みもの」シリーズの一冊で、小学校中級以上向きとなっています。 さすがにわかりやすく、少年・青年時代に重点が置かれています。 「悲歌 大伴家持」は、壮年、老年に力が入っていたようなので、双方合わせれば補い合ってちょうどよかったかな、と思います。 坂上郎女は、大伴旅人の妹だったのですね、だから、家持にとっては、叔母さんということになります。坂上大嬢は、郎女の娘なので家持にとっては、いとこですね。 家持は、旅人が54歳のときの子供で、家持の下に弟と妹がいます。旅人は、晩婚だったのでしょうか。それとも、それまでは、子どもができなかっただけのこと? 【目次】 はじめに 1 少年時代 お父さんは五十四歳 太宰府へ 山上憶良 長屋王の変 梅花の宴 2 青春時代 大伴旅人の死 短歌を作り始める 藤原四兄弟 天平のプレイ・ボーイ 藤原四兄弟の死 藤原広嗣の乱 奈良の都を捨てて いとしい人への歌 3 越中守時代 越中の国へ 弟書持の死 短歌に打ち込む 立山の歌など 聖武天皇の勅書 都へ帰る 4 もえる歌人・家持 傑作の誕生 防人の歌 防人の心を心として 5 失意の人 藤原仲麻呂の勢力 万葉集最後の歌 短歌の残っていない二十六年間 あとがき 年表・大伴家持 さくいん ●大伴旅人(39頁) 大伴旅人の歌人としての仕事は、『万葉集』に短歌七十七首、長歌一首が残されています。 ●山上憶良(41頁) 山上憶良は、『万葉集』に長歌、短歌合わせて七十七首ほどの作を残しています。質量ともに、父旅人と並ぶ大歌人だったのです。 ●太宰少弐(72頁) 太宰少弐というのは、太宰府の次官(長官である帥、そして上位の次官である大弐のつぎ、つまり上から三番目の地位)です。 ●聖武天皇(96頁) 広嗣の反乱により都を出られてから、恭仁、紫香楽、難波と、都が移りました。それも三年半の間に、です。 ●家持の作品(118頁) 家持の作品は、『万葉集』の中に全部で四百七十七首あるのですが、そのうち、越中の国守時代につくった歌が二百十五首もあります。つまり、大伴家持の全作品の半分近くが、この五年間につくられているのです。 ●家持の代表作(145頁) 春の野に 霞たなびき うら悲し この夕かげに うぐいす鳴くも 我がやどの いささ群竹 吹く風の 音のかそけき この夕べかも ☆関連図書(既読) 「万葉集入門」久松潜一著、講談社現代新書、1965.02.16 「万葉集」坂口由美子著・角川書店編、角川ソフィア文庫、2001.11.25 「水底の歌(上)」梅原猛著、新潮文庫、1983.02.25 「水底の歌(下)」梅原猛著、新潮文庫、1983.02.25 「人麻呂の暗号」藤村由加著、新潮社、1989.01.30 「悲歌 大伴家持」田中阿里子著、徳間文庫、1991.04.15 (2014年3月11日・記)
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