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内海の輪 角川文庫
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内海の輪 角川文庫

松本清張(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 角川グループパブリッシング
発売年月日 1997/10/01
JAN 9784041227244

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商品レビュー

3.7

3件のお客様レビュー

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2017/12/22

父の蔵書であまり期待せずに読んだが、それが良かったのか思いの外楽しむことができた、40年以上前の作品になるが、そういった感じは感じることなく楽しめた。 内海の輪と、短編の死んだ馬が、掲載されている。 犯人に情が入ってしまい、完全犯罪を期待してしまうが、警察の鋭い捜査はなかなか逃れ...

父の蔵書であまり期待せずに読んだが、それが良かったのか思いの外楽しむことができた、40年以上前の作品になるが、そういった感じは感じることなく楽しめた。 内海の輪と、短編の死んだ馬が、掲載されている。 犯人に情が入ってしまい、完全犯罪を期待してしまうが、警察の鋭い捜査はなかなか逃れられないものだな。

Posted by ブクログ

2014/02/16

「内海の輪」東京で乗ったタクシーが、地方での運転手で苛々するシーンが長く気になったが、結幕の伏線だった。著者の考古学の造詣の深さもあらためて感心。他に「死んだ馬」収録。14.2.16

Posted by ブクログ

2010/02/18

松本清張さんの小説に出て来る女性は、愚かだったり、狡猾だったりする。 ぼんやりとした愚かさが、 難を逃れる方便だったりもするのかもしれない。 表題は、長編ではなかったと思う。 浮気の挙句に出奔した夫に会うため、その弟と、とある街へ向かう女。 列車だったと思うが、20年以上も前...

松本清張さんの小説に出て来る女性は、愚かだったり、狡猾だったりする。 ぼんやりとした愚かさが、 難を逃れる方便だったりもするのかもしれない。 表題は、長編ではなかったと思う。 浮気の挙句に出奔した夫に会うため、その弟と、とある街へ向かう女。 列車だったと思うが、20年以上も前に読んだのでよく覚えていない。 が、 いつだったか、テレビでやってるのを、まじまじと観た記憶がある。 弟でのちに考古学者の役は、中村雅俊さんが好演していた。と思う。 だらしなく、うらさみしい、街を、悄然とあとにした帰路、 ふたりは、温泉町に途中下車してしまう。 あとは、おきまりの、不倫物語だが、 現代に横行してる、戯けた遊び半分さは、あまりなく 深々と雪がふるような恋だった気がする。 夫を見限った女は、年老いた金持ちの所へ嫁ぎ、美しく妖艶な姿で 浮気夫の弟で考古学者の前に現れる。 『ガラスクシロ』だったと思う。 これ以上はネタバレになるので書きません。 この女性に、「けものみち?」のような、客観性や、冷静さがあったら もちろん、殺されなかっただろう。 とだけ記したい。 兄を迎えに行った列車の中。 兄が女と暮らす街に、実際は、降ってたのかどうか、忘れたが とめどなく何かが降っていたような気がする。 昔読んだ記憶が、淡いまどろみのように、浮遊して、よみがえる。

Posted by ブクログ

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