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十力の金剛石
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | ベネッセコーポレーション |
発売年月日 | 1997/04/01 |
JAN | 9784828812106 |
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十力の金剛石
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商品レビュー
4
5件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
小学生の頃に有志で十力の金剛石の劇をしたので 賢治の作品の中でも印象的な作品の一つです。 以下恐らく劇でやったところの中でも好きな場面を ◇ その宝石の雨は、草に落ちてカチンカチンと鳴りました。それは鳴る筈だったのです。りんどうの花は刻まれた天河石と、打ち劈かれた天河石で組み上がり、その葉はなめらかな硅孔雀石で出来ていました。黄色な草穂はかがやく猫睛石、いちめんのうめばちそうの花びらはかすかな虹を含む乳色の蛋白石、とうやくの葉は碧玉、そのつぼみは紫水晶の美しいさきを持っていました。そしてそれらの中で一番立派なのは小さな野ばらの木でした。野ばらの枝は茶色の琥珀や紫がかかった霰石でみがきあげられ、その実はまっかなルビーでした。 ◇ その十力の金剛石こそは露でした。 ああ、そしてそして十力の金剛石は露ばかりではありませんでした。碧いそら、かがやく太陽丘をかけて行く風、花のそのかんばしいはなびらやしべ、草のしなやかなからだ、すべてこれをのせになう丘や野原、王子たちのびろうどの上着や涙にかがやく瞳、すべてすべて十力の金剛石でした。あの十力の大宝珠でした。あの十力の尊い舎利でした
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絵本を読み終えた後、 フッと顔を上げ、何気に窓の外を見た。 すると、 (わっ!!綺麗っ!) 隣家の軒下にできた何本もの氷柱に 朝陽が反射してトパーズ色にキラキラ輝いている。 石っこ大好きな賢さんは 森の中に全てが宝石で(降る雨までも)出来た 美しく完璧な『隠れ里』を作ったけれ...
絵本を読み終えた後、 フッと顔を上げ、何気に窓の外を見た。 すると、 (わっ!!綺麗っ!) 隣家の軒下にできた何本もの氷柱に 朝陽が反射してトパーズ色にキラキラ輝いている。 石っこ大好きな賢さんは 森の中に全てが宝石で(降る雨までも)出来た 美しく完璧な『隠れ里』を作ったけれど 何か、足りない。 何か、さびしい。 と、歌をうたう。 きらめきのゆきき ひかりのめぐり にじはゆらぎ 陽は織れど かなし どうやら待っているのは『十力の金剛石』らしい。 それが来ると 一体何がどう変わるのでしょうね。 それにしても窓の外の氷柱は綺麗だなぁ~
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読み聞かせ。読むのがとても難しくて何度もつまってしまいました。宮沢賢治の擬音語は独特で慣れないとなかなか発語しづらい。宝石の名前でなかなかピンとこずせっかくの美しい描写をイメージできず。きっと子供も出来なかっただろうな。十力の金剛石って結局何だったのかなって子供と話し合いました。
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