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鋳物のおはなし
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鋳物のおはなし

加山延太郎(著者)

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鋳物のおはなし

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 日本規格協会
発売年月日 1985/03/01
JAN 9784542901216

鋳物のおはなし

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2008/03/22

1. 加工方法による鉄の分類 鉄 ⇒ 鋼(塑性加工可能)ex.鍛造、延圧、引き抜き、プレス ↓ 鋳物(鋳造/塑性加工不可) 2. 鋳鉄のメリット ? 高い強度 ? 硬度 ? 耐磨耗性、被削性 ? 耐熱性 ? 凝固時の収縮の小ささ 3. 鉄に含まれる(添加する)元素 ?珪素(...

1. 加工方法による鉄の分類 鉄 ⇒ 鋼(塑性加工可能)ex.鍛造、延圧、引き抜き、プレス ↓ 鋳物(鋳造/塑性加工不可) 2. 鋳鉄のメリット ? 高い強度 ? 硬度 ? 耐磨耗性、被削性 ? 耐熱性 ? 凝固時の収縮の小ささ 3. 鉄に含まれる(添加する)元素 ?珪素(C)、?珪素(Si)、?マンガン(Mn)、?燐(P)、?硫黄(S) ?クロム(Cr)、?ニッケル(Ni)、?モブリデン(Mo)、?バナジウム(V) Cが多い(2%以上)⇒ 鋳鉄 Cが少ない(2%未満)⇒ 鋼 4. 金属の特徴 ? 溶金は非常に低粘度で、水よりサラサラ、湯回り不良は鋳込み温度が低下したことが原因であることがほとんど。 5. 鋳型の種類 ? 粘度を粘結剤とする鋳型 「硅砂」+「粘度(ベンナイト)」+「水」でつくる型枠 =「生型」 ? 水を使わない「乾燥型」もあるが、ほとんど使われず、CO2プロセスなどに取って代わられている ? シェル鋳型(1950年代〜) 「硅砂」+「フェノールレジン」などの樹脂 フェノール樹脂は熱分解温度が400〜600℃だが、これでも1,450℃の鋳鉄に耐えられる。 そのメリット ア) 寸法精度が高い イ) 鋳肌がきれい ウ) 鋳型が薄く、通気性が良い エ) 鋳型強度が高い(常温強度40〜50kgf/cm2)現用では最強レベル オ) 鋳造後熱により砂の崩壊性がよい   デメリット ア) 加熱工程があるので、大型のものはできない ⇒ 大型ってどれくらい? ? 有機自硬性鋳型 ? 無機自硬性鋳型 水ガラスとCO2を使う、炭酸ガス型法『CO2プロセス』のこと ? Vプロセス ビニールシートで低圧を作り、大気圧で型をつくる ? フルモールド法 発泡スチロールで模型をつくり、鋳型をつくるもの、そのまま鋳込む ? 精密鋳造(ロストワックス)法 蝋模型をつくり、それに耐火物粉でコーティングをしてゆく。蝋を流し出し、コーティングを焼成、鋳型にする。 寸法公差±0.15〜0.5% 鋳肌5〜20μm と、鋳物の中ではかなり精密で、硬い金属でも加工可能。ただし、加熱工程があるので、大型の物は不可。 6. 鋳鉄の種類 ? ねずみ鋳鉄(片状黒鉛鋳鉄) JIS規格では、「FC」、優れている点は、 1) 耐磨耗性 2) 被削性 3) 振動吸収能がおおきい 4) 耐水性が鋼より優位 5) 熱衝撃に強い ? 球状黒鉛鋳鉄(ダグタイル鋳鉄)規格名はFCD マグネシウム(Mg)を添加し、ねずみ鋳鉄より強靭性に優れている。 強靭性 37〜80+kgf/mm2、伸び 2〜17%(ねずみ鋳鉄は1%前後) ? CV鋳鉄 FC35の代替として使われる。 片状黒鉛鋳鉄と球状黒鉛鋳鉄の中間の特性を持つ。 ? 白鋳鉄 ? 可鍛鋳鉄 C,Siがねずみ鋳鉄より少ない

Posted by ブクログ

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