![コロニアリズムの超克 韓国近代文化における脱植民地化への道程](https://content.bookoff.co.jp/goodsimages/LL/001566/0015667448LL.jpg)
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コロニアリズムの超克 韓国近代文化における脱植民地化への道程
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 草風館 |
発売年月日 | 2007/10/15 |
JAN | 9784883231782 |
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コロニアリズムの超克
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商品レビュー
5
2件のお客様レビュー
柄谷行人さんの書評から読んでみたのですが、兎に角おもしろい内容です。最近、ハンナ・アレントさんがおもしろいと感動したけど、他にもおもしろいものはたくさんあると教えられました。 かなりいい本です。読んでない人にはお勧めします。
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『「光の中に」が受賞候補策として認められるに当たって、選考委員会は、作品が取り上げた題材の重要性に意見の一致を見せているのである。ここで選考委員たちの認識の共通項目を再構成してみると、第一、「光の中に」は朝鮮人の民族問題を題材に取り上げている、第二、その題材は「国家的重大事」と深...
『「光の中に」が受賞候補策として認められるに当たって、選考委員会は、作品が取り上げた題材の重要性に意見の一致を見せているのである。ここで選考委員たちの認識の共通項目を再構成してみると、第一、「光の中に」は朝鮮人の民族問題を題材に取り上げている、第二、その題材は「国家的重大事」と深く関わっている、第三、したがってこの作品を高く評価する、ということになる。そして、この三つの項目が論理的な因果関係によって連結しているかのように意見を述べてはいるが、実はその陳述には論理的因果性について如何なる説明も施されていない、ということがもう一つの共通点として挙げられる。つまり、諸評者の評価では、その論理的因果性を暗黙のうちに認めているということである。それぞれの作品評価が、時代的な価値認識に基づいているものであるということを充分考慮したとしても、これほど徹底的にイデオロギー的に画一化されていることには驚かざるをえない。たとえば、なぜ朝鮮人の民族問題という題材が「国家的重大事」に関わっているのか、そして仮にそうであるとしても、「国家的重大事」を扱った作品がなぜ「授賞に値するもの」として高く評価されるべきなのか、などの懐疑は全く働いていないのである。』1940年の芥川賞候補になった金史良の「光の中に」についての話ではあるが…。/植民地後の朝鮮における「隠蔽と構築」のポリティクス(『植民地被支配の期間中に独立と自由を得るために闘争した記憶が乏しいからこそ、むしろ植民地以後の韓国文化には、「親日協力」の隠蔽と「抗日抵抗」の構築への欲望がより強く働いていたのではないだろうか』)により植民地以後の韓国文化の主体性の矛盾を克服できたのか、という問題意識に基づき、植民地被支配の経験と、脱植民地化への追求というトピックを文化面から論じている。個人的には「ハナニム」(朝鮮語での神)がキリスト教受容以前からキリスト教における神と近い概念を持っていたことから韓国ではキリスト教の定着が広範に実現したという主張が面白かった。うーんそうなのかなぁという思うのだけれどこういう考え方もあるんだという点で。
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