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ぼくはチンパンジーと話ができる
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 1983/11/01 |
JAN | 9784087506884 |
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ぼくはチンパンジーと話ができる
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みなさん、戦時中に象を殺処分の命令を下された飼育員さんの葛藤を描くドラえもんを語ご存知だろうか。 ドラえもんは、いい漫画なのだ。 これと、おばあちゃんに会いに行く話、それに環境保護を訴えるキーボの話、育てた台風の子の話など、数々、琴線に触れる話がある。 子供の頃に、泣いた。それか...
みなさん、戦時中に象を殺処分の命令を下された飼育員さんの葛藤を描くドラえもんを語ご存知だろうか。 ドラえもんは、いい漫画なのだ。 これと、おばあちゃんに会いに行く話、それに環境保護を訴えるキーボの話、育てた台風の子の話など、数々、琴線に触れる話がある。 子供の頃に、泣いた。それからうん十年たった今も、時々、思い出す。 亀井一成さんの本は、これで3冊目。泣けるの多い。 この冒頭で述べた象、王子動物園の摩耶子ちゃんにも似たようなことが起こる。 もう鬼籍に入られた亀井さんだが、この本で綴られる戦後すぐの動物園の姿は今と全く異なる。 当時は、象やサルが芸を仕込まれており(しかも、苦痛を伴うしつけ)、過酷な移動もさせられていた。 摩耶子ちゃんが過労もあり倒れたこともあって、亀井さんは今のままの飼育スタイルではダメだと頑張った。 だからこそ、書くのは身を切るようにつらいだろう摩耶子ちゃんがなくなるまでの全貌を描く。 もう一つのメインは、お家で自分の子供の様に育てたチンパンジーの3兄弟の話。 こちらも、家で何年も育ててきた子達を檻に戻す時の悲しみが痛い。 こちらは、同じ亀井さんののじぎく文庫の方が、さらに写真も多く、詳しいのでここでは割愛。 それに、昔は檻越しにお菓子などとあげれたんだそうな。 今の子供は残虐だと思っていたけど、昔から人間は残虐だったらしい。 檻越しに、石やガラスを投げ込む人もいたんだそうな。 こないだは、動物園のふれあいコーナーで、かわいくない子供がガチョウの群れをとうせんぼしていじめていた。 近くに、親がいたのに、注意もしなかった。 今は優遇だけされて、しつけがともなっていない。かつ、注意したら、訴えられる。 こんな子供、動物園に無料で入れるなと思ったりする。 そこもいい。 誰も行儀の悪い他人の子供をかわいいと思わない時代なのに、形だけは優遇している今の気風とちがって、そういうガッカリがちゃんと本で述べられている。 灰谷健次郎さんのあとがきもいい 人間の都合で連れてきた動物たちをひどい扱いをするな、と人類の傲慢を戒める教訓に満ちた本。 こういう本を絶版にするのではなくて、教科書に載せるべきではないかと思った。
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