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ことばを失った若者たち 講談社現代新書787
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 1988/02/26 |
JAN | 9784061457874 |
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ことばを失った若者たち
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商品レビュー
3
4件のお客様レビュー
現実感、生、死.... これらの喪失が齎すもの 己自身は?他者は? 何にさえも実感が無いのだろうか? 無力感との関連性
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1957年に発表された加藤秀俊の「中間文化」論から説き起こして、1980年代までの若者たちの 文化の流れがどこに向かっているのかを論じている本です。 全共闘運動に参加した学生たちは、母性原理から抜け出すことがめざされながら同時に「甘え」を内包しているという点で矛盾を孕んでいたと...
1957年に発表された加藤秀俊の「中間文化」論から説き起こして、1980年代までの若者たちの 文化の流れがどこに向かっているのかを論じている本です。 全共闘運動に参加した学生たちは、母性原理から抜け出すことがめざされながら同時に「甘え」を内包しているという点で矛盾を孕んでいたと著者は言います。こうした矛盾は、きちんと意識されることはありませんでした。学生と社会との分断は埋められることのないまま、「ことば」によるコミュニケーションの不信だけが進んでいくことになったと著者は言います。 そのまま日本は80年代に消費社会の全面開花を迎え、あらゆるものが商品化・モード化されていくことで、若者たちの言葉が「モノ」の支配に服してしまうようになり、現実は変えられないという諦念が広がりつつあることを指摘しています。 今となってはとくに目新しさのない消費社会論ですが、著者自身の体験を振り返りながら60年代にまで時代をさかのぼって、消費社会に生きる若者たちの感性の形成を描いていることに興味を覚えました。
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[ 内容 ] 一方通行、言いっぱなしの落書きや投書。 アニメ・キャラクターに恋する女の子に、少女マンガに夢中の男の子。 〈コトバ〉は宙に浮き、〈性〉の臭いは消えていく。 「しょせん世の中なんて動かない。 そこで楽しくやるしかない」圧倒的な現実肯定と無力感が若者をおおう。 コミュニ...
[ 内容 ] 一方通行、言いっぱなしの落書きや投書。 アニメ・キャラクターに恋する女の子に、少女マンガに夢中の男の子。 〈コトバ〉は宙に浮き、〈性〉の臭いは消えていく。 「しょせん世の中なんて動かない。 そこで楽しくやるしかない」圧倒的な現実肯定と無力感が若者をおおう。 コミュニケーションの回路を失った彼らを通して日本社会の変容を分析する。 [ 目次 ] [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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