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「人間らしさ」の構造 講談社学術文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 1994/05/20 |
JAN | 9784061581432 |
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「人間らしさ」の構造
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商品レビュー
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3件のお客様レビュー
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大学の先輩から頂いて、ずっと積読していた本。 主に「生きがいとは何か?」について書かれている。簡単に述べると、生きがいとは各人自らの内から湧いてくる小恍惚である。生きがいを探し出すには自分の心に耳を傾ける必要があり、生きがいを追求することは他の多くの物を捨てるという苦労を伴う。 生きがいのある人生を送る人は、周りに影響を受けない。また、他人の目によって物事を判断しない。 女性は男性から愛される存在だとか、女性は子どもを2人以上出産しないと真の生きがいは得られない等と眉唾な事も書かれていたが、なかなか興味深い本だった。
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『知的生活の方法』の著者である渡部昇一さんの書。 今となっては少々内容が古い部分があるが、大きな問題ではない。珠玉の金言集。 一 「生きがい論との出会い」 「結局、生きている理由はないかもしれないが、死ななくてはならない理由もないと決めて、当分生きることにした」高島陽 四 「性善...
『知的生活の方法』の著者である渡部昇一さんの書。 今となっては少々内容が古い部分があるが、大きな問題ではない。珠玉の金言集。 一 「生きがい論との出会い」 「結局、生きている理由はないかもしれないが、死ななくてはならない理由もないと決めて、当分生きることにした」高島陽 四 「性善説の再建」 「人間の自己実現の問題は、自分の潜在能力、特に精神的潜在力が、ちゃんとひきだされてきたかどうか、ということに集約されると言ってよい。」 八 「苦痛と成長」 「彫刻するときには、大理石の多くをけずって捨てなければ求める像が出てこない。人生における自己実現もおなじことで、・・・」 十一「小恍惚を得る道」 人生の達人は軽い・・・「ユーモアが溢れるばかりにある。ふざけているようなところも少なくない。子供っぽい。ひどく単純で無邪気だ。しかし精神活動は活発で好奇心もいきいきとしている。人格のユニークなところが目につく。環境に左右されることなく飄々としている。やることに努力のあとが見えない。正義あるいは「正しさ」ということがいつもはっきりわかる。」
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初版はS52年。 生きがいについて論じられている一方、これまでの哲学派閥のまとめ的要素が強い。特に実存主義に主眼を置いている。 性善説・性悪説から生まれる自主性にについて、(知的)好奇心の欠如は安心の欠如のあらわれなど色々と興味深い。 ただし、メインテーマである生きがいについては小恍惚(マイナーエクスタシー。脳科学でいうフロー体験に類似したもの?)を得ること断言されており、少し唐突な印象が強い。 19歳くらいに読んでおきたかったという所感。
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