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誰とでも話してやろう 講談社文庫
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誰とでも話してやろう 講談社文庫

鈴木健二(著者)

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誰とでも話してやろう 講談社文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 1984/06/01
JAN 9784061832930

誰とでも話してやろう

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2014/04/20

※私が読んだのは、単行本でした(^^;  私の海外経験は、イギリス、しかもロンドンとリバプールでの10日間だけですので、こうした本を読むのは大変興味深いです。しかし、なにしろ40年近く前の本です。日本だってこの40年でずいぶん変わっています。当時のインド、東西ドイツ、ソビエトの...

※私が読んだのは、単行本でした(^^;  私の海外経験は、イギリス、しかもロンドンとリバプールでの10日間だけですので、こうした本を読むのは大変興味深いです。しかし、なにしろ40年近く前の本です。日本だってこの40年でずいぶん変わっています。当時のインド、東西ドイツ、ソビエトの様子は、今とどう違うのか、そんなことを考えながら、読んでみました。  p.1の「はじめに」で、「おんな」の心の動きはすべて計算できるようになった。くすぐればどの「おんな」も笑い、ひと押しすれば泣いたものであった。というコメントがなかなか力強いですね。NHKの人気キャスターらしい自信をうかがい知ることができる一文です。  p.51で、「そう、ヨーロッパの財産は『静けさ』ですからね。」という言葉が紹介されています。ミュンヘンでも、ベルリンでも、ケルン、フランクフルト、東ドイツ、ライプチヒ、ゲラ、シベリアでも、この言葉を聞いたと書いてあります。う~ん、今はどうか分かりませんが、少なくとも、今日の日本ではもはや静けさが失われてしまっているように感じます。電車の中で携帯電話の使用やヘッドホンの音漏れに気を付けるようなポスターを見かけますが、実際には、それ以外にも雑音はたくさんあります。街に出ればなおさらです。何だか少しうらやましくなりました。  後半、ソビエトでの取材の苦労がたくさん書かれています。いくら取材やカメラを規制しても、こうやって文章に書かれてしまえば立つ瀬がありません。そこまで徹底したイメージ戦略に脱帽すると共に、国民がそれに気付いていないと怖いなあと感じます。日本はどうでしょうか。真実をきちんと伝えられているのでしょうか。  私自身は、観光や海外旅行にあまり興味がありません。でも、日本と日本以外の国を常に比較してとらえていくことは大切だなと思っています。たくさんの比較できるもの、視点をもつことで、日本自身をよりよくしていけるヒントをもらうことができるのではないでしょうか。今年は少し行ってみるかな~。

Posted by ブクログ

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