
- 中古
- 店舗受取可
- 書籍
- 児童書
- 1205-02-06
さらわれたデービッド 福音館古典童話シリーズ10

定価 ¥2,310
550円 定価より1,760円(76%)おトク
獲得ポイント5P
残り1点 ご注文はお早めに
発送時期 1~5日以内に発送

店舗受取サービス対応商品
店舗受取なら1点でも送料無料!
店舗到着予定
3/11(火)~3/16(日)

商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 福音館書店 |
発売年月日 | 1972/04/10 |
JAN | 9784834003369 |


店舗受取サービス
対応商品
店舗受取なら1点でも送料無料!
さらにお買い物で使えるポイントがたまる
店舗到着予定
3/11(火)~3/16(日)
- 書籍
- 児童書
さらわれたデービッド
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
オンラインストア上の価格と店頭価格は異なります
お電話やお問い合わせフォームでの在庫確認、お客様宅への発送やお取り置き・お取り寄せは行っておりません
さらわれたデービッド
¥550
残り1点
ご注文はお早めに
商品レビュー
4
2件のお客様レビュー
大好きな福音館古典童話シリーズから。 原題はKidnapped 誘拐されて、スティーブンソン 1886 物語の舞台はさらに130年も古く、1751年。 エディンバラから始まる、紆余曲折すぎる少年の物語。 というかデービッドは18才だから、もう立派に大人なんですが。 舞台はスコ...
大好きな福音館古典童話シリーズから。 原題はKidnapped 誘拐されて、スティーブンソン 1886 物語の舞台はさらに130年も古く、1751年。 エディンバラから始まる、紆余曲折すぎる少年の物語。 というかデービッドは18才だから、もう立派に大人なんですが。 舞台はスコットランドのなかにある様々な場所。 エディンバラから始まるやや不思議な旅立ちで、スコットランドが舞台なんだなと思いきや、すぐに謎の古い屋敷と油断ならない叔父、奴隷船に売られ、船内抗争に殺人事件、そこに謎の男の乱入で、さらなる船内抗争。というか主人公、人を⚪︎してますが…。 そして難破、漂流からのーーー!? スコットランドが舞台なんだなあ、どころではない、超濃厚なスコットランドの逃走劇が始まります。 挿入される、手書きのスコットランドの詳細地図と首っ引きで読む。 そして1章ごとに舞台も人物も状況もガラガラ動くので、落ち着かない! どうなるのこれ、どうすんのこれ。と。 それにしても、日本人には馴染みのない、スコットランド内での部族抗争やら宗教政治戦争で、何が対立してるのかさっぱりわからないまま、なんとか注釈を頼りに読んだ。 いやー、面白い。 迫力ありありの、スコットランドの風景や暮らしが、全然知らないままでも、私の胸に迫るなあ。 そして、何より、第二の主人公のアランのキャラクターが素晴らしい。 二人のコンビが面白い。 賭けでお金取られて怒ったり、喧嘩して本音をぶちまけて剣を抜いたり。 一章ごとにラジオドラマにしてほしい、と思った。 続編も(今一つながら)あるらしいし、ぜひ読んでみたい。 (あと、モチーフの1つになった、アッピン殺人事件という実在の事件とその後の顛末がなかなかエグい。 あのおじいちゃんが?処刑されたってこと?絞首刑のまま鎖つけて朽ち果てて16ヶ月?え、まじ。なんにも作中ではそれ以上語られてなくて怖いんですけどーー。) 作中のスコットランド内では、お尋ね者になった一族のボスがけっこう普通に暮らしてて、まあまあ満ち足りた生活してるのも面白い。これも史実なのかも。 アランと地元の荒くれボスが、何故かバグパイプ対決するの、可愛いね。 長い長い逃避行で、しょっちゅう、もう今すぐ死ぬ方がよっぽど楽だな、とデービッドが思ってるところ、リアルで面白かった。 スコットランドに詳しい人が読んだら、すごく楽しめそうな一冊。 子供は簡単には歯が立たなそうな一冊ではあるけど、こういう本を子供向けの体裁で作ってくれる福音館書店への信頼もいや増す、といったところ。 最後まで読んで、なんか、こう、スティーブンソンってやっぱり上手いなあと思ったし、ウォルタースコットの孫世代か、似てるなーとようやく気づいたわけ。 ニワトリ号一番乗り、と並んで私のベスト福音館古典童話になりそう。 あ、神秘の島やらの三部作も大好きだけどね。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
1751年6月、かの反乱の記憶もまだ生々しいスコットランドを舞台にした少年の冒険物語。 父の遺産を横領した叔父の手で新大陸の奴隷に売られかかったものの、西海岸で難破した船から辛くも脱出、故郷への長い道をたどることになる。 同行するのはジャコバイトのお尋ね者。この自信過剰な洒落者が物語のもうひとりの主人公。終盤近く、非道な叔父の過去が明らかになる。1745年の反乱に関する物語は多いが、この話はその前、1715年の事件が絡んでくる点も珍しい。 それにしても、イギリスの小説に出てくる叔父(父の弟)って、かなりの確率でろくでなしである。それも壮大なワル、ではなくてケチくさい小悪党なのね。正当な相続人を奴隷に売り飛ばすなんて悪事を企んだ割には、収入の三分の一を受け取れて、かつ館にそのまま住んでいられるなんて寛大すぎる取り決めだと思う。
Posted by