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よだかの星 新版・宮沢賢治童話全集5
定価 ¥1,540
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 岩崎書店 |
発売年月日 | 1978/08/30 |
JAN | 9784265924059 |
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よだかの星
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私が一番好きな物語。 よだかは星になれたけれど、果たしてそれが本当によだかの幸せだったのかしら・・・?と、読み返す度に考えさせられます。 よだかは本当は星になんかなりたくなかった。そのまんまのよだかのまま、地上でただ普通に生きていたかっただけなのに、理不尽な鷹の要求によってそ...
私が一番好きな物語。 よだかは星になれたけれど、果たしてそれが本当によだかの幸せだったのかしら・・・?と、読み返す度に考えさせられます。 よだかは本当は星になんかなりたくなかった。そのまんまのよだかのまま、地上でただ普通に生きていたかっただけなのに、理不尽な鷹の要求によってそれは叶わない。 それならばいっそ星になってしまおうと言う、とても切ない諦めにも似た覚悟。そして自分とは正反対の美しい星への淡い憧れ。 小さいものの声はいつも大きなものたちの声にかき消されてしまうけれど、その切実な声は細い糸のような余韻となって、はっきりとした言葉としてのカタチは失われていたとしても、私たちの心を必ず捉えるはず。 そう信じたい。
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よだかの星、子供のころに教科書で読んだ覚えがある。 まったく覚えてなかったけれども、息子の日本語教材として使用するため朗読したところ、不覚にも泣きそうになって、声が震えてしまった。 息子も、「涙が出そうになった・・・哀しい話だ」と、勉強してるあいだも話していた。 醜さゆえに理不...
よだかの星、子供のころに教科書で読んだ覚えがある。 まったく覚えてなかったけれども、息子の日本語教材として使用するため朗読したところ、不覚にも泣きそうになって、声が震えてしまった。 息子も、「涙が出そうになった・・・哀しい話だ」と、勉強してるあいだも話していた。 醜さゆえに理不尽にいじめられるヨダカ、それでも自分より小さな虫を食って生きていかなくてはならない性、動物であることの哀しさ・・・そんなじぶんが消えてしまえと願い、さいごは星になってしまう可哀想な鳥。 虐げられても、歯向かうことなくじっと耐える姿は、ほかの作品にもある。オツベルと象の、白い象とか・・・自然というのは、そういうものなんだろうなと思う。 尊大な態度で、残酷に奪うだけなのは人間だけだ。でも、同時に、宮沢賢治の童話では、美しく正しく、優しい人間も出てくる。そういう人間の複雑な二面性を描く力量は見事である。
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