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革命的群衆 岩波文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
| 発売年月日 | 2007/10/18 |
| JAN | 9784003347621 |
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革命的群衆
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商品レビュー
4.3
9件のお客様レビュー
大学の友達にもらいました。 仏革命での「群衆」について、無自覚な暴徒としての群衆像と、自律性を重視する群衆像のあわいを捉えようとする。 「集合体」は外的内的契機から共通の目的を持つ「結集体」に変化するが、「革命的結集体」が第一身分、第二身分を単純化且つ強大に見て脅威を自己完結的...
大学の友達にもらいました。 仏革命での「群衆」について、無自覚な暴徒としての群衆像と、自律性を重視する群衆像のあわいを捉えようとする。 「集合体」は外的内的契機から共通の目的を持つ「結集体」に変化するが、「革命的結集体」が第一身分、第二身分を単純化且つ強大に見て脅威を自己完結的に膨張して徹底的に打撃しようとしたという「アリストクラートの陰謀」の分析は、あまりに現代的課題に即しています。 pH0〜7党関係でも色々思うところはあるので、何かしらの文章に反映したい。割と衝撃を受ける本です。
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本書は、ジョルジュ・ルフェーヴルが歴史学の新たな視点として提唱した、群衆の「心性」について論じたものである。アンリ・ベール主催の1932年の綜合研究国際討論週間にて報告されたものとのこと。 『群衆心理』などで論じられたギュスターヴ・ルボンの、人間の集団を動物の群れと同一視し、集団...
本書は、ジョルジュ・ルフェーヴルが歴史学の新たな視点として提唱した、群衆の「心性」について論じたものである。アンリ・ベール主催の1932年の綜合研究国際討論週間にて報告されたものとのこと。 『群衆心理』などで論じられたギュスターヴ・ルボンの、人間の集団を動物の群れと同一視し、集団の中では理性的な判断ではなく、指導者の断言・反復・感染によって意見や信念が伝播される、という群衆心理の論説を批判し、また、旧来の革命史家のいう革命的群衆とはさまざまな個人が、共通の情念ないし同一の理性的判断に基づいて自覚的に集まったものという見解にも、それは「群衆」ではなく「結集体」とした上で、「群衆」の意志決定の道程であり、民衆行動の基礎として「集合心性」の存在を論じたものとなっている。 まずルフェーヴルは、群衆を「純粋状態の群衆(単なる集合体)」「半意識的集合体」「結集体」の3段階に分類し、それぞれに適応した「集合心性」をみる。 そして従来、民衆の行動は経済的・社会的・政治的な諸条件の結果と捉えがちだが、その間には「集合心性」の形成があり、それは個々人間の「心的相互作用」を通じて形作られるとし、特に革命的心性の形成には、口コミや各家庭での口伝などといった「語らい」が大きな影響を及ぼすのだとする。さらにそうした心性の「平準化」の過程として、領主=悪玉、悪=民衆を攻撃、われわれ民衆=善玉、のような受け入れやすいパターン化された言説を信じるに及び、体制側から強いられるであろうことへの「不安」と、それを除去することで得られる「希望」として革命的心性を実際の行動へ結びつけるとしている。そうして完成した「結集体」の集合心性に合致した者の中から指導者(ムヌール)も選ばれるのだという。 最後にルフェーヴルはその「集合体」「結集体」そのものの個人への作用について述べている。集合体は大きな塊(マス)であり、それ自体の数という存在により、ほか人と同じだという安心感、順応主義をもたらし、逆に個々人の責任感が弱まり、集団の道具と化してしまうという。その中で「危険」が迫るとなった場合には、メンバーの神経を昂ぶらせ、あるいは不安を絶頂にまで高め、それから逃れるために行動を急ぐ、すなわち前へ逃れるのだとしている。 今日では、社会心理学や社会学、文化人類学、そして歴史学の複合領域の研究となるのかもしれないが、群衆の心理を歴史的事象の中に位置付け、「心性」というファクターを歴史学に意識させた古典的名著である。フランス革命を題材に論ぜられた小編ではあるが、その視点は時代を超えて歴史事象の様々な局面で活用できるに違いない。群衆の「心性」というエビデンスを取れるのかが疑わしいようなテーマに歴史学として果敢に挑み、新たな視野を拓いたルフェーヴルの気概と洞察には敬意を表する。フランス歴史学には疎いが、現在どのように発展的批判的に継承されているのかが知りたくなった。
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社会学やりたい高校生~大学生におすすめ。薄いので遅くても3日あれば読める。/薄いからといって中身がないと勘違いしてはいけない。第1節の『「集合体」から「結集体」へ』だけでも読む価値がある。「集合心性」によって「群集」とはどのように為されるのか、という事に焦点をおいた良書。
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