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戦争と平和の谷間で 国境を超えた群像 双書 時代のカルテ
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戦争と平和の谷間で 国境を超えた群像 双書 時代のカルテ

明石康【著】

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戦争と平和の谷間で 国境を超えた群像 双書 時代のカルテ

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 2007/10/30
JAN 9784000280891

戦争と平和の谷間で

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2010/12/15

明石さんのボスニア紛争時代の話。 カラジッチが三島由紀夫文学のファンだったそうだ。 三島の美学、とくに敗北の美しさを讃える哲学の信奉者だったとすれば、これは本当に困ったことだ。自分の美学に酔いしれながら、多くのセルビア人を道ずれにして敗北していくことを、半ば無意識に求められている...

明石さんのボスニア紛争時代の話。 カラジッチが三島由紀夫文学のファンだったそうだ。 三島の美学、とくに敗北の美しさを讃える哲学の信奉者だったとすれば、これは本当に困ったことだ。自分の美学に酔いしれながら、多くのセルビア人を道ずれにして敗北していくことを、半ば無意識に求められているのかもしれないと創造し、愕然とした。 ミロシェビッチは熾烈な権力闘争を勝ち抜いてきた独裁的政治家だった。権力主義の権化というにふさわしい男だった。 ミロシェビッチの自信は、政敵よりも常に一歩先をいく自分の能力に対する絶大な思い込みによって支えられていた。常に豊富な情報を持ち、相手を論破するのがきわめて巧みだった。 問題は、彼の持ち合わせた情報そのものに誤りと偏りがあったことだ。なによりも彼の人間を見る目は往々にして歪んでいた。指導者にとって最大の問題は自分の周りをイエスマンで固めることである。ミロシェビッチもその罠に落ちていて、軍事的に不利な情報が入ってこなかったように思われる。

Posted by ブクログ

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