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山刀で切り裂かれて ルワンダ大虐殺で地獄を見た少女の告白
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | アスコム |
発売年月日 | 2007/10/10 |
JAN | 9784776204688 |
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山刀で切り裂かれて
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商品レビュー
4.4
6件のお客様レビュー
☆信州大学附属図書館の所蔵はこちらです☆http://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BA83450937
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僕は前にある写真集で、この本に書かれたことがどういうことなのかをビジュアルで見させていただいたいたことがあるのですが言葉もありません。現在彼女は祖国の再建に尽力していらっしゃるそうです。彼女の前途を祈ります。 このまえNHKの『アフリカンドリーム 』でジェノサイドから16年後を...
僕は前にある写真集で、この本に書かれたことがどういうことなのかをビジュアルで見させていただいたいたことがあるのですが言葉もありません。現在彼女は祖国の再建に尽力していらっしゃるそうです。彼女の前途を祈ります。 このまえNHKの『アフリカンドリーム 』でジェノサイドから16年後を描いたルワンダの発展の様子を特集していたものを見たんですが、今、あの国は悲劇を乗り越えてアフリカ諸国の中でも著しい発展を遂げているのだそうですね。それを見た直後あたりである日、本屋に言ったときに偶然手にしたこの本で、あの国は発展に尽力する一方でジェノサイドの傷跡が今でもあるのだなということを知りました。 著者であるアニック・カイテジという女性は、いわゆるアフリカ版『ディアスポラ』のひとりでジェノサイドの際、彼女は九死に一生を得てフランスに逃れ、里親の虐待にあいながらも苦学してソルボンヌ大学で修士課程を終えた後、2005年にルワンダに戻り、教育や女性支援のプログラムを通して祖国再建に尽力しているそうです。 彼女は、母と弟をこのジェノサイドで失ったそうです。この本の全体の語り口は、非常に淡々としていて、その文体がむしろ逆に悲劇を際立たせています。そんな読後感を受けました。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
失われた輝く子供時代は戻らない。 家族の死、民族の虐殺、そこからの逃亡、、、 そして逃亡先の受け入れ家庭での性的虐待、さらにそこから逃げた先においても家庭内での不和。 常人であれば気が触れてしまうような過酷な状況の中、1000g少しの未熟児で母体から早過ぎる決別をしながらも生き延びた、奇跡の子”カイテジ”は本来ひ弱な身体を持ちながらも、臨機応変に、そしてたくましく努力をし虐殺の起こったルワンダからフランスのパリ、そして再びルワンダに戻り自身とそして周辺で起きたジェノサイドの現実を見つめる。 母親が殺され、その血を自身の手で拭きとらなくてはいけなかった学校の医務室を戦争が集結してからしばらくの時間を経過したのち再び訪れ、そこで当時殺戮者だった人々と会食する場面など読んでるこちらも吐き気がするようなヒドイ様相であり、このような極限状態に陥ることなど無い我々の様な日本人はただただその淡々と事実のみが描かれる文章に、ひたすら打ちのめされる思いである。 しかし全編、主人公のアニックの不屈の精神に涙が出るばかりであるし、大男のティエリが語る”許し”の確固たる強さ、たくましさ、そしてそれを覚悟する勇気の強さ、全てがこの極限状況でうまれたのである。 人間は必ず過ちを犯す、ただしその過ちを無視せず認め、悩み考え、そして後世の人々に残し同じ過ちを犯さないようにすることこそ、人類全てに義務を負わされた”反省”という勇気の強さなのだとこの本は確固たる事実として描いてる。
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