成功するコンカレント・エンジニアリング

斎藤実(著者), 速践ビジネスシリーズ(著者)

• 販売会社／発売会社: 日科技連出版社
• 発売年月日: 2005/08/25
• JAN: 9784817191472

商品レビュー

2024/04/19

完成度が低い製品をEMSに出すと、逆にコスト高になる。
仕事の再設計(シリアルからパラレルへ)
DFM製造しやすい設計
フロントローディング　ローディングとは工数のこと。
逆はリアローディング。出荷後のサポート工数も多くかかる。、

プロセス革新はマネージャーの仕事

構造設計審議会、CADにて全部門参加、指摘

ものづくり計画書　

CADデータの一元管理、誰でもCADデータにアクセスできる

2014/07/26

大きなものを短納期でつくるためには、本書のCE（コンカレント・エンジニアリング）のように、上手く分割して並列に活動するか、アジャイル開発のように、大きなものを一度で開発することの必要性を否定するかどちらかだと思います。

CEでは、大きなものを上手く分割するためのアーキテクチャの重要性を説き、また、DFｘ、すなわち、
　DFA　（組み立て易い設計）
　DFS　（サービスし易い設計）
　DFM　（製造し易い設計）
　DFT　（テストし易い設計）
　DFD　（解体し易い設計）
を上流工程（フロント）で工数（ローディング）をかけて行えと言っています。
これをフロントローディングと呼びます。

本書は100ページで簡潔に上記コンセプトを伝えきっています。入門書としてとてもよいと思いました。

ただ、CEのコンセプト自身がおすすめできるかと言うとそうでもないので☆４つとしました。