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ちいさいみちこちゃん こどものともセレクション
定価 ¥880
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 福音館書店 |
発売年月日 | 2006/04/10 |
JAN | 9784834021622 |
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ちいさいみちこちゃん
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商品レビュー
3.3
5件のお客様レビュー
私が読んだのは2006年発売の特製版で、元は1972年作であるが、中川李枝子さんと山脇百合子さんの姉妹コンビによる絵本は、どれを読んでも普遍的な子ども心の愛らしさに満ちていて、だから、いつの世の子どもにも響き、そして語り継がれるのだろうなと、改めて実感させられました。 それ...
私が読んだのは2006年発売の特製版で、元は1972年作であるが、中川李枝子さんと山脇百合子さんの姉妹コンビによる絵本は、どれを読んでも普遍的な子ども心の愛らしさに満ちていて、だから、いつの世の子どもにも響き、そして語り継がれるのだろうなと、改めて実感させられました。 それは本書の主人公「みちこちゃん」も同様で、ここでは彼女の幼稚園に入りたい気持ちを、可笑しくも切ないほどに描いている点に大きな共感を抱いてしまう、そんな子ども心をまるで分かっているかのような、中川李枝子さんの物語は読んでいて、とても懐かしい優しさを呼び起こしてくれる。 ある日、たんぽぽ幼稚園の垣根の向こうを、白い靴を履いた小さな足が行ったり来たりしていることに、犬の「じょん」が気付いたと思ったら、その足は門の所で止まり、「わたしも ようちえんに いれて」と声が聞こえてきた。 「きみは だあれ?」 「わたし、みちこちゃんよ」 「いくつ?」 「みっつ」 そして、その年齢ではまだ幼稚園に入れないことを告げられた、みちこちゃんは、「つまらない、わたし うちへ かえろう」と、帰っていった。 しかし、その後、子どもたちとじょんが外で一緒に遊んでいるとき、再度、「わたしも ようちえんに いれて」の声が聞こえてきた。 「きみ、だあれ?」 「わたし みちこちゃんよ」 「おや、また きたの」 「だって ここには こどもが いっぱい あそんでいるじゃない。 わたしの おねえさんも いるわ」 みちこちゃんの意見もなるほどなぁと思ってしまい、確かに彼女の目には、まるで近所の公園で皆が楽しく遊んでいる雰囲気と、さほど変わらないものに見えているようで、年齢だけが基準というのもどうなのかと感じさせる中、現れたのはお姉さんの「ようこ」であった。 「ちいさい こは きちゃ だめ。ようちえんから かえったら あそんであげる。うちで まってて」 「つまらない……」 みちこちゃんは かえっていきました。 しかし、しばらく経つと、今度は乳母車が垣根の向こうを通り、それが門のところで止まってチャイムが鳴ると、お客様だとじょんは思い、「どうぞ」と声をかける。 すると入ってきたのは、たくさんのぬいぐるみがいっぱい乗った満員の乳母車を押しているみちこちゃんで、「わたしの おもちゃで あそべば いいでしょう」と堂々と胸を張り、理由としては、いまいち噛み合っていないような気もするが、そんな彼女を見て他の子どもたちが「ようこちゃんの いもうとが きた!」と集まって来る様子には、どこか微笑ましいものがあると共に、まるでそんな彼女の気持ちを後押しするように、ぬいぐるみたちが動き出す様子がとても自然であることには、思わずハッとさせられるものがあった。 思えば、じょんにしても『犬の』という表記もなく、当たり前のように『じょん』とだけ書かれていることであったり、みちこちゃんを迎えにくるのが、おかあさんではなく、しかも当たり前のように言葉を話したりすることであったりと、中川李枝子さんの描く世界では当然の如く、すべてのものたちが子どもたちと一緒に寄り添い楽しんでいる、そんな平等性を持った世界のあり方を子どもたちに見せることによって、身の回りにあるものたちへの視線が優しいものに変わり、共に生きていくことの大切さを感じ取っていくような、そんな未来への希望を、幼稚園に入ることを間近に控えたみちこちゃんの切実さと共に描いたのではないかと思われた。 そして、そんな切実さは終盤の幼稚園からなかなか帰ろうとしない、みちこちゃんの様子からも感じられたが、それに対してどんな言葉をかけたら帰るのか、すべてお見通しの中川李枝子さんの物語には最後の一文も含め、まるでそんな彼女の微笑ましい様子をそっと見守っているような、それは子どもが身体的にも精神的にも少しずつ成長を遂げていく姿をありのままに映し出した、子どもたちのために描いた優しい絵本だからだと、私には思われたのです。
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3歳8ヶ月の息子が選んできた園からの貸出絵本。 まだ入園前なのに、こんな積極的に幼稚園に「入れて~」って来る子がいるのかwお姉ちゃんという良いお手本がいるにしても、みちこちゃんの積極性が眩しい。 人間の子どもたちと犬のジョンや猫のとらおばさん、おもちゃたちまでもが自然に話し、交流...
3歳8ヶ月の息子が選んできた園からの貸出絵本。 まだ入園前なのに、こんな積極的に幼稚園に「入れて~」って来る子がいるのかwお姉ちゃんという良いお手本がいるにしても、みちこちゃんの積極性が眩しい。 人間の子どもたちと犬のジョンや猫のとらおばさん、おもちゃたちまでもが自然に話し、交流しているざっくばらんな世界観は肩の力が抜けた居心地良さ。 砂場にボートが置いてある素敵さに胸が踊った。
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図書館本。3歳のみちこちゃん、幼稚園に入りたくて、幼稚園で遊びたくてあの手この手でやってきます。幼稚園に行きたい!気持ちに共感できたかな。
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