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雪女・夏の日の夢 岩波少年文庫563
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
発売年月日 | 2003/03/18 |
JAN | 9784001145632 |
- 書籍
- 児童書
雪女・夏の日の夢
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商品レビュー
3.5
3件のお客様レビュー
ハーンが愛した風景や文化は今もこの国にあるのかな。 酔っ払いながら読んだから、もう一度読まないとな。
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名前だけは知っているハーンの作品をはじめて読むことができた。 怪談で知られるような民話やおとぎ話が12編+後半には4編のエッセイ(抄訳含む)が収録されている。 面白かったのは、お茶の中の顔、常識、伊藤則資の話。 自然と杉浦日向子の「百物語」や「東のエデン」(明治期の外国人の日本...
名前だけは知っているハーンの作品をはじめて読むことができた。 怪談で知られるような民話やおとぎ話が12編+後半には4編のエッセイ(抄訳含む)が収録されている。 面白かったのは、お茶の中の顔、常識、伊藤則資の話。 自然と杉浦日向子の「百物語」や「東のエデン」(明治期の外国人の日本についての手記)をおもいだした。 (東のエデンで、日本について、「ここにいるのは、追放前のアダムとイブだ。されば僕は彼らを誘惑しにきた蛇かもしれない」というフレーズが忘れられない) 八雲のエッセイは、どれも本当に素晴らしくて、抄訳なのが勿体なかった。 はじめて日本に来たときの町の印象、盆踊りの夢のような光景、浦島太郎伝説と結びつく熊本への旅行など。 外国人のハーンの目を通してみる、明治やそれ以前の日本が本当に小さくて不思議な別の世界の物語なのが興味深い。 東南アジアの仏教国の、中国とも韓国とも違う、一つの島国なんだなと思った。 もはや私たちにとっても失われた国だ。 注釈も楽しく読んだ。 ハーン個人の解釈も時折含まれていることがわかる。 改めて経歴を見て、ハーンがギリシア生まれのアイルランド育ちであることを深く考えさせられた。 神話の国、妖精の国から来た彼が、日本の自然や大衆の物語にそれらを読み取り、再話した点が興味深い。 あとがきで、訳者の脇明子さんが、 英語で書かれた日本についての物語&日本でもともと知られている物語をわざわざ再度日本語に翻訳する意味ってなんなんだ(大意)と当初感じておられたとのこと。 それを言っちゃあおしまいよーと思ったけど、いっとき流行った自動翻訳における、桃太郎→英語版モモタロウ→日本語版桃太郎が笑えることと同じで、そのフィルターが私には新鮮でたのしかった。 しかし翻訳にはかなりエネルギーを要したと思われる。 お疲れ様でした。労作。
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私の知ってる盆踊りは、お祭りの喧騒の中で行われる、楽しげな盆踊りだけだ。 こんな、神秘的で、静けさに満ちた幻想的な盆踊りは知らない。 やはり、今では失われてしまった、日本の姿なんだろう。 私たちの良く知る、この日本のことを書いたものであるのに、今の私たちが見ると、幻想的な、でも...
私の知ってる盆踊りは、お祭りの喧騒の中で行われる、楽しげな盆踊りだけだ。 こんな、神秘的で、静けさに満ちた幻想的な盆踊りは知らない。 やはり、今では失われてしまった、日本の姿なんだろう。 私たちの良く知る、この日本のことを書いたものであるのに、今の私たちが見ると、幻想的な、でもなんだか懐かしいような、そんな風景だと思える。 その昔、ハーンさんが見た、その時の感動と、現代から過去を見た日本人である私たちの感動とは、似たものであるのかもしれない。
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