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わが安売り哲学 中内功シリーズ第1巻
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 千倉書房 |
発売年月日 | 2007/09/19 |
JAN | 9784805108888 |
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わが安売り哲学
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商品レビュー
3.8
4件のお客様レビュー
ダイエー創業者が経営哲学を語った書。 本書から、価格に対する中内の、異様なまでのこだわりが垣間見える。そのこだわりが、松下電器や花王との対立につながるわけであるが。 ではなぜ中内が価格に対して異様なまでにこだわったのか。それは、自分達で売るものの価格は自分達が決めるべきだとい...
ダイエー創業者が経営哲学を語った書。 本書から、価格に対する中内の、異様なまでのこだわりが垣間見える。そのこだわりが、松下電器や花王との対立につながるわけであるが。 ではなぜ中内が価格に対して異様なまでにこだわったのか。それは、自分達で売るものの価格は自分達が決めるべきだという確固たる信念からだろう。当時、小売価格は半ばメーカーが握っていた状態だった。メーカーにとって、大幅な値引きは時としてブランド力の低下につながる。“安売りブランド”と消費者に見なされるからだ。また、松下のような流通系列化政策をとっているメーカーにとっては、系列店を守るという意味合いもあった。ダイエーはこれに風穴を空けた。 本書から、中内の思想の根本に毛沢東思想があることが明確に読み取れる。すなわち、メーカーを旧支配者層、流通と消費者を人民になぞらえ、メーカーから流通と消費者を解放しようとしたのだろう。そう考えると、中内が大メーカーと争ってまで安売りをしようとしたことが理解できる。 また、こうした中内の思想は戦時中の体験によるものであることも本書から読み取れる。 ではこうした中内の考えに賛同できるかというと、そうではない。確かに、良いものを適正価格で販売するということは大切である。消費者にとっての利益につながるからだ。しかし、適正価格は必ずしも安売りを意味するわけではない。中内にはこの視点が抜けている。 また、本書からに限ることではあるが、中内にはメーカーに対するリスペクトが欠けている。メーカーは膨大な費用と手間をかけて研究開発と製品開発を行っている。それは日用品でも変わらない。こうした産みの苦しみがあるからこそ、メーカーは自社ブランドを大切にし、大切だからこそ値崩れを防ごうとするのだ。少なくとも本書からは、中内がこうしたことを理解していないのではないかと思われる。 本書が書かれた時点では確かにこうした考えでも通用したのかもしれないが、その後のダイエーの顛末を見ると、中内の思想は必ずしも正しかったとは限らないと考えられる。 とはいえ、流通の現場を知り尽くした凄みが随所に見られる。中内の思想に賛同するか否かは別として、一読に値する書ではある。
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JFK 1962 全米SM協会25周年にて 米国とソ連との差はSMがアルカ中、1時間で買えるバスケットの中身こそが違いである ダイエー憲法 よい品をどんどん安く売る これは頭で理解しているだけでは意味がなく、日常の行動に生かさねば意味がない ダイエーの歴史は消費者のニ...
JFK 1962 全米SM協会25周年にて 米国とソ連との差はSMがアルカ中、1時間で買えるバスケットの中身こそが違いである ダイエー憲法 よい品をどんどん安く売る これは頭で理解しているだけでは意味がなく、日常の行動に生かさねば意味がない ダイエーの歴史は消費者のニーズを追い求める歴史であった セルフサービス、現金持ち帰り主義 経営者に瑕瑾は許されない ダイエーで最も日重要な仕事は需要の想像と人的能力の開発 何が正しいかを的確に掴み、信念を持って正しい事をする。 経営者は行為する人 売場が価値の創造点であり、勝敗を決するところ。そのために経営者は、明確なビジョンを全社員に提示する必要がある。 若者のエネルギー、内在している力に将来をかける事ができるか? 顧客にとって、商品さえあれば他の何物もいらない。 店舗もレジも、ゴンドラも広告も店員もいらない。 人間、組織、物件は必要悪である。
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長いこと絶版だったので読むことを諦めていましたが、10年前に復刊されていました。 昭和40年代にこんなことを考えていたとは。 あまりにも未来が見えていることに驚きます。 それはきっと、見えていたというより、中内さんが死に物狂いで想いを現実にしたからなのでしょう。 今の当たり...
長いこと絶版だったので読むことを諦めていましたが、10年前に復刊されていました。 昭和40年代にこんなことを考えていたとは。 あまりにも未来が見えていることに驚きます。 それはきっと、見えていたというより、中内さんが死に物狂いで想いを現実にしたからなのでしょう。 今の当たり前は、かつての夢。 今よりよほど「予測不能な未来」に向かって突き進む中内さんの気魄が伝わってきます。 先に「カリスマ」を読んでいたので、沖縄で肉牛をそだてようとしたことや、人事だけは自分の手で行うと決めていたことなどがその後、どうなったのかが見えて複雑な気持ちにもなります。 両方読み比べていくと、偉大な人にも光と影があることもまた、現実なのだと思い知らされます。
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