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ラヴクラフト全集(別巻 上) 創元推理文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 東京創元社 |
| 発売年月日 | 2007/09/29 |
| JAN | 9784488523084 |
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ラヴクラフト全集(別巻 上)
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ラヴクラフト全集(別巻 上)
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商品レビュー
2.8
6件のお客様レビュー
生前、ラヴクラフトは自身の作品の執筆とは別に、文章添削や他の作家の作品を改訂する仕事、梗概を元に原案者名義で代作をしたり原案者とともに共作をしたりもした。それらの中には、後にクトゥルフ神話に取り込まれたものも少なからずある。別巻では、そのような経緯でラヴクラフトの手が入った作品...
生前、ラヴクラフトは自身の作品の執筆とは別に、文章添削や他の作家の作品を改訂する仕事、梗概を元に原案者名義で代作をしたり原案者とともに共作をしたりもした。それらの中には、後にクトゥルフ神話に取り込まれたものも少なからずある。別巻では、そのような経緯でラヴクラフトの手が入った作品が収録されている。 --------------------------------------------------------- 『最後の検査』 カリフォルニア州の刑務所で謎の熱病が発生する。マスコミの報道で人々がパニックとなる中、妹は、刑務所の医療部長である兄とその助手の間で交わされた不穏な会話を聞いてしまい――。 (……なんだろうな。悪い話ではないのだが、展開がC級映画っぽい。原作準拠で映像化したら間違いなく大コケすると思う。あと作中(1920年代)でのマスゴミの捏造のやり口が現代(2000年代)とほぼ変わらなくて草だった。なお、ナグ、イェブ、そしてシュブ=ニグラスの名前が初めて登場するのがこの作品。) 『電気処刑器』 社長の命令で不本意ながらも人探しにメキシコに行く羽目になったわたし。しかも道中の電車内で一緒になった男に、自作の器械の実験体として殺されそうになり、製作の経緯を訊いたり書類の作成を勧めたりして、なんとかこの危機から脱しようとするのだが――。 (殺されまいと時間稼ぎに必死になるわたしと男との攻防がメインだが、頭の中で絵にするとなんだかコントっぽくなった。) 『イグの呪い』 蛇神の伝説が色濃く残る地にある精神病院で、ある異形を見せられたわたしは、院長からその異形にまつわる話を伺うことに――。 (起承転結が素晴らしい。「そうだったのか」と思わせてのまさかのオチ。) 『メドゥサの髪』 道に迷ったわたしが訪れた屋敷にいた老人。彼が語る、この屋敷で起きた悲劇とは――。 (不条理系。原題のメドゥサは海神ポセイドンの愛人でもあるという話から巫女的な存在とも深読みできるが、さて。)
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ラブクラフトの作品は読みにくい。なぜかと思っていたがある人からの指摘で理解できた。単純に文章が下手なのである。翻訳するとどうしても格調は一ランク上がってしまうので気が付かない。この本は彼の作品ではなく他の作家のクレジットだが彼の手も加わっているという変わった作品集。「ジョージ王朝...
ラブクラフトの作品は読みにくい。なぜかと思っていたがある人からの指摘で理解できた。単純に文章が下手なのである。翻訳するとどうしても格調は一ランク上がってしまうので気が付かない。この本は彼の作品ではなく他の作家のクレジットだが彼の手も加わっているという変わった作品集。「ジョージ王朝風切妻屋根」「名状しがたい***」などラブクラフトの作品には必ず登場する表現がここにも登場する。でもはたと気が付いた。この文章の拙さが神話の形式に通じているのだということを。
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別巻の上(しかしこの区別は言いづらいな)。 別巻にはラヴクラフトがリライトを担当した短編を収録。読んでみたら全く記憶に無かった。見つからないのも当たり前で、買っていなかったようだ。全部あると思ってたよw 何処までが元の著者の筆で、何処からがラヴクラフトの筆によるものかは解らないが...
別巻の上(しかしこの区別は言いづらいな)。 別巻にはラヴクラフトがリライトを担当した短編を収録。読んでみたら全く記憶に無かった。見つからないのも当たり前で、買っていなかったようだ。全部あると思ってたよw 何処までが元の著者の筆で、何処からがラヴクラフトの筆によるものかは解らないが、当時らしいホラーだと感じた。敢えてそのように訳されているのかもしれないが、個々の作家のカラーが掴みづらいのは残念。
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