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『カラマーゾフの兄弟』続編を空想する 光文社新書
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『カラマーゾフの兄弟』続編を空想する 光文社新書

亀山郁夫【著】

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『カラマーゾフの兄弟』続編を空想する 光文社新書

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 光文社
発売年月日 2007/09/13
JAN 9784334034207

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商品レビュー

3.8

12件のお客様レビュー

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2022/07/15

19世紀のロシアを代表する作家ドストエフスキ-(1821-1881)が『カラマ-ゾフの兄弟』の完成からわずか3ヶ月足らずして他界 ▷1880年の末、首都サンクトペテルブルクでの噂「続編では、アリョ-シャが皇帝暗殺の考えに憑りつかれるそうだ」 ▷アンナ夫人の証言「単行本刊行後、二年...

19世紀のロシアを代表する作家ドストエフスキ-(1821-1881)が『カラマ-ゾフの兄弟』の完成からわずか3ヶ月足らずして他界 ▷1880年の末、首都サンクトペテルブルクでの噂「続編では、アリョ-シャが皇帝暗殺の考えに憑りつかれるそうだ」 ▷アンナ夫人の証言「単行本刊行後、二年ほど休息し<第二の小説>に取り掛かる心づもりでした」 ▷著者の「序文」によると「第一の小説」は「13年前の出来事」であり、「13年後の出来事」は「第二の小説」で扱われることに ▷翻訳者の亀山郁夫氏が「未完の小説」の続編を再現する。

Posted by ブクログ

2020/01/30

読書会に向けての参考資料となるかと考えて、図書館より借りてみた。しかし、あまりにも酷い内容で驚いた。記述の大半が論拠希薄な空想・妄想のオンパレードである。またキリスト教への下品な偏見も散見される。本書で展開されている自説を補強するために原文改竄したのかと疑いたくなるような珍訳・奇...

読書会に向けての参考資料となるかと考えて、図書館より借りてみた。しかし、あまりにも酷い内容で驚いた。記述の大半が論拠希薄な空想・妄想のオンパレードである。またキリスト教への下品な偏見も散見される。本書で展開されている自説を補強するために原文改竄したのかと疑いたくなるような珍訳・奇訳まで散見される。「カラマーゾフの兄弟」の内容理解を深める助けには全くならなかった。

Posted by ブクログ

2016/02/08

 光文社はこれまでの出版業からして二流出版社の印象だったが、古典新訳文庫は画期的な企画であったし、なかでも『カラマーゾフの兄弟』は大いに話題となった。ドストエフスキーにも『カラマーゾフの兄弟』にもお座なりな関心しかなかった私が、この機会にと読み出したわけだが、第3巻の途中で他の本...

 光文社はこれまでの出版業からして二流出版社の印象だったが、古典新訳文庫は画期的な企画であったし、なかでも『カラマーゾフの兄弟』は大いに話題となった。ドストエフスキーにも『カラマーゾフの兄弟』にもお座なりな関心しかなかった私が、この機会にと読み出したわけだが、第3巻の途中で他の本を読み始めてどこに置いたかわからなくなってしまった。2年ほどの放置ののちようやく発見し、一気に読了した勢いでこの本まで読んだ。『カラマーゾフの兄弟』を読んだら是非あわせて読んで欲しいと思う一書である。  『フョードル・カラマーゾフ殺人事件』としての『カラマーゾフの兄弟』は何とも俗っぽい話で、第3巻後半のミーチャが事件を巻き起こす下りは、てんかんを病む作家のイントラフェストゥム的喧噪がよく出ていたが、正直、下らない男の下らない話である。背景に仕掛けられた、神の存在・不在といったテーマもいまやそう琴線に響くものでもない。  ところが第5巻では、ドストエフスキーの生涯と全体の解題がたっぷりあるので、『カラマーゾフの兄弟』に続く第2の小説の存在、そしてそれが皇帝暗殺を一つのテーマとするだろうという話から『カラマーゾフの兄弟』が逆照射されることで、めくるめくほど深みを増すことがわかった。私にはそれはソヴィエトのスターリニズムに続く絶望的な社会の有り様、さらには現代のテロルにも通ずるものとして、にわかにドストエフスキーが同時代人となった様に感じられたのだ。『カラマーゾフの兄弟』続編を空想する、という題名を付けた著者は「空想」と謙遜しているわけだが、ドストエフスキー自身の序文、同時代の証言、『カラマーゾフの兄弟』中の伏線と思われる箇所などを資料とし、しっかりと根拠を追っているので、空想どころではなく、続編を推理するミステリーの趣がある。  『カラマーゾフの兄弟』と同じ四部+エピローグという鋳型に収められた続編の亀山版シノプシスは私には恐ろしく説得力があるものに感じられた。亀山氏には、定年退職してからで結構なので、続編を贋作していただきたいと思ったほどである。(『新カラマーゾフの兄弟』がその期待にこたえるものになっているかどうか、私はまだ知らない。)

Posted by ブクログ

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