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古代国語の音韻に就いて 岩波文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
発売年月日 | 1980/06/01 |
JAN | 9784003315118 |
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古代国語の音韻に就いて
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古代国語の音韻に就いて
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商品レビュー
4
8件のお客様レビュー
231013047 古代の音韻を思うと古代人の表現の多様さと、現代人の効率化や普遍性を求めすぎた結果の硬直性を感じる。
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平家物語とかで出てくるカタカナの「ン」ってなんやねんって毎回思ってたけどこのぐらいの時代から撥音便の表記が可能になったのかと合点。「なめり」とかの古典で習ったなんでやねんもやっとその成り立ちが理解できた。 日本語のハ行音は奈良時代には[f]に近い音で、さらにその前は[p]だった...
平家物語とかで出てくるカタカナの「ン」ってなんやねんって毎回思ってたけどこのぐらいの時代から撥音便の表記が可能になったのかと合点。「なめり」とかの古典で習ったなんでやねんもやっとその成り立ちが理解できた。 日本語のハ行音は奈良時代には[f]に近い音で、さらにその前は[p]だったという話、英語でもそうだなって思った。ギリシア語の時点ではphは有気音の[p]っぽかったらしいけど、現代の英語では完全に[f]になってる。 本居宣長翁という呼び方って学者の間ではわりとよくあるのかな。柳田國男も先生と敬称をつけて呼んでいた。 柳田國男で思い出したが、沖縄などには古代語のハ行音が残っている地域があるということらしくて、方言周圏論〜って思った。 活用がわかるから単語の読みもわかるという発想、めちゃくちゃパズルみたい。明晰だなあ。 ワ行音がファ行音になったという歴史があった故、接続詞の「は」の読み方は[wa]なのか、とはじめて納得できた。 [wi]や[we]の音が近代になって西洋語から流入し、「ウィ」や「ウォ」として復活したというのはなかなかにアツい展開。「ヰ」や「ヱ」を充てたらいいのに、とも思ってたけどこれらの仮名はア行音やヤ行音も表すからそんな簡単にいじれないんだろうなって思う。
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古代の文献を調べて― 漢字のアルファベット風の表記が、ファイヤーの火にはなぜか使はれない「ひ」音の字が一山!!あってー ソレを確認して―、を繰り返す。 うわぁああああ。 と言ふ作業でもって、甲音乙音のあるカナがあったと主張する先生の作業に頭が下がる。
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