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日本橋バビロン
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2007/09/15 |
JAN | 9784163262901 |
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日本橋バビロン
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日本橋バビロン
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商品レビュー
3.1
9件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
日本橋に関するエッセイと思い手にしました。小林信彦「日本橋バビロン」、2007.9発行。昭和7年(1932年)、日本橋の和菓子屋「立花屋」、創業享保8年の家の長男として生まれた著者が、著者の家の歴史を書き置いた書。斜め読みして終了です。失礼しました。
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バビロンとは、メソポタミア地方の古代都市で、語源はBab-ilim(神の門)に由来する。 街はユーフラテス川から引いた堀に囲まれ、貿易で栄えた商人の町だった。 隅田川に隣接する現・東日本橋は、かつて西両国と呼ばれ、明治終わり頃まで屈指の歓楽街として栄えた、やはり商人の町だった。...
バビロンとは、メソポタミア地方の古代都市で、語源はBab-ilim(神の門)に由来する。 街はユーフラテス川から引いた堀に囲まれ、貿易で栄えた商人の町だった。 隅田川に隣接する現・東日本橋は、かつて西両国と呼ばれ、明治終わり頃まで屈指の歓楽街として栄えた、やはり商人の町だった。 鍵屋、玉屋は両国の花火屋である。 明治~大正に生きた筆者の祖父と、大正~昭和に生きた父の思い出を綴りながら、 かつて栄えた下町 両国を、実生活の目線で描いている。 ブームに乗った下町礼賛でなく、お茶の間目線で描かれている点が特徴で、 リアルな下町の生活を垣間見れるのが貴重であり面白い。 江戸時代から九代続く老舗和菓子屋の長男として生まれた筆者。 祖父はやり手の商人で、父は商人に向かないモダンな人だった。 婿養子だった祖父は周りに恐れられながらも強引にぐいぐい家業を大きくしたが、 今際の床で「(生まれ故郷)に帰りたいよう」とうなされたというエピソードに、 人の強さと裏腹の弱さを見たようで切なくなった。 父の代で暖簾を畳むことになったが、筆者の文化的素地は父に育まれた。 今は廃墟のバビロンとかけて、下町の栄枯盛衰を感じさせるタイトルだが、 抗いがたい時代の変遷と、人の心変わりという、一言では表せない事情が丁寧に描かれた、筆者版「平家物語」の読後感であった。
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和菓子屋の少年よりもう少し自伝的エッセイの要素が強い小説。母方を書いたものが 今年2011年に出たのでそれも読みます。
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