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失われた民主主義 メンバーシップからマネージメントへ
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 慶應義塾大学出版会 |
発売年月日 | 2007/09/25 |
JAN | 9784766414196 |
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失われた民主主義
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スウェーデンは政府が新しい政策を採用する開放度が高いため、世界恐慌後に当時としては目新しいケインズ主義的な政策(財政赤字による公共事業)を採用できた。一方、イギリスは政府が新しい政策を採用する開放度が低いため、ケインズ主義的な政策は取れなかった。ウィア&スコッチポルWeir &a...
スウェーデンは政府が新しい政策を採用する開放度が高いため、世界恐慌後に当時としては目新しいケインズ主義的な政策(財政赤字による公共事業)を採用できた。一方、イギリスは政府が新しい政策を採用する開放度が低いため、ケインズ主義的な政策は取れなかった。ウィア&スコッチポルWeir & Skocpol 1985 政策決定者がある法案を出したとき、それを議会が拒否する権限が弱い国と強い国がある。スイスでは議会が政策決定者の法案を拒否する力が強く、(例えば)医師たちは投票を通じて医療政策の決定者の決定を覆すことができる。医者たちの政治的影響力が大きいため、医療における政府の役割が小さいままになる。結果、国民保険制度は未発達となる。一方、スウェーデンでは議会が政策決定者の法案を拒否する力が弱く、医師たちは投票を通じて政策決定者の決定を覆すことができない。医者たちの政治的影響力が小さくなり、医療における政府の役割が大きくなる。結果、国民保険制度は成熟する。イマグートImmergut 1992 アメリカでは、各議員が選挙支援してくれる利益集団に有利な減税案を通すため、無数の特別措置(抜け穴)のある税制になっている。イギリスでは、小選挙区のため政権交代が起きやすく、政権政党が強い権力で税制を変更するため、つぎはぎだらけの税制になっている。一方、スウェーデンでは比例代表制であり、政策決定に企業や労組などの団体を参加させて、合理的で一貫性のある税制になっている。政治制度の違いが、税制の違いを生んでいる。スタインモSteinmo『課税と民主主義制』1993
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最近、民主主義について、いろいろ哲学的な本をいろいろ読んで、なんとなく理論的な議論も一通り分かったという気になってきた。 が、問題は、現代の社会が、民主主義や多元主義が発達するほうに進んでいるというより、逆ではないかということ。そういうなかにおいて、「来るべき民主主義」にむけ...
最近、民主主義について、いろいろ哲学的な本をいろいろ読んで、なんとなく理論的な議論も一通り分かったという気になってきた。 が、問題は、現代の社会が、民主主義や多元主義が発達するほうに進んでいるというより、逆ではないかということ。そういうなかにおいて、「来るべき民主主義」にむけて、個人の倫理の問題ばかりを考えているのも、なんだか空しい。 というわけで、すこし現実にもどって、アメリカの民主主義の衰退を歴史的に分析したスコッチポルの著作を読んでみる。 さすがだなー、と感心した。 内容の要約は、他のレビューに任せるとして、昔、政治学をかじった人間としての感慨をすこし。 ソコッチポルといえば、79年にph.Dの学位論文"States and Social Revolutions"で若くして学会に華々しくデビューして、80年代の半ばには、同書は、アメリカの政治学を勉強する人の間では、もはや古典というか、誰でも読まなきゃ話しにならない教科書みたいなものになっていた。 私としては、彼女が共同編集したアンソロジー”Bringing the states back in"、特にその巻頭論文とケインジアン的政策の国際比較の論文には、大きな刺激を受けた。 という彼女の著作のタイトルからも想像できるように、彼女の分析においては、「国家」の役割が重視される。(え、それがどうして新鮮なの?と誰もが思うだろうけど、その当時の政治学の世界では、分析の単位が個人の意思決定とか社会文化といったものになっていて、政治はそういったものの従属変数的に扱われるような風潮があったんです。彼女の「国家」という分析単位の再導入は、そういう文脈のなかで刺激的だったというわけ。) そして、民主主義を支えるボランタリーな結社の分析にあたっても、「国家」制度やコミュニティを超えた目的性といったことが重視される。 これも、この本を読んでみれば一見当たり前そうだけど、この本が批判の対象としているロバート・パットナムの「孤独なボーリング」などのコミュニティ活動重視派、「社会資本」重視派にとっては、コロンブスの卵的な転換である。 久しぶりに「ちゃんとした」政治学の本を読んで、なんだか懐かしくなった。 ちなみに、スコッチポルの伝説のデビュー作"States and Social Revolutions"は、まだ翻訳されていなかったんですね。 日本って、なんでも翻訳されてそうだけど、結構、こういう盲点はいっぱいある。 だから英語読めなきゃ話しにならない、ということになるのだが、英語読まないにしても、少なくとも、日本語だけで世の中が分かるという勘違いはしないようにしたいものだ。
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メンバーシップからマネジメントへ変わることで、大衆レベルの議論やコミュニティ参加が希薄になり、エリート社会になったアメリカの話。
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