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詩と真実(第1部) 岩波文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 岩波書店/岩波書店 |
発売年月日 | 1997/05/19 |
JAN | 9784003240694 |
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詩と真実(第1部)
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商品レビュー
4.3
4件のお客様レビュー
客観性を含んだ正確な伝記というよりも、ゲーテの目から見た主観的世界、彼の記憶と心に刻まれた数々の断片が詰まっている。 グレートヒェンのエピソードはさすがにやられた。 『ファウスト』から知った身として、その出会いが長い期間を経て、天上の至福にまで高められていく後世のことを考えたら、...
客観性を含んだ正確な伝記というよりも、ゲーテの目から見た主観的世界、彼の記憶と心に刻まれた数々の断片が詰まっている。 グレートヒェンのエピソードはさすがにやられた。 『ファウスト』から知った身として、その出会いが長い期間を経て、天上の至福にまで高められていく後世のことを考えたら、ふと瞬間的に感動してしまった。 きっとゲーテは少年時代から変わらない精神的核を持ち続けた。 詩と真実一部でもゲーテ自身の思い描く汎神論的世界観、この世界全てに宿る自然宗教の端緒を披露している。 構成が気持ちいいのも天性の作家ゆえ。
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- ネタバレ
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ゲーテ、という名前を聞いて あーこれ難しいかなと思ったら… 興味深い本でしたね。 彼は恵まれた環境もありましたが その興味の塊ともいえるものが のちの創作の人を生み出したのだな、 とおもいました。 時にそこには、戦乱の影もありましたし はやり病(天然痘)にかかってしまい 顔がえらいこっちゃになったこともありました。 また、少年は様々な人と付き合いました。 中には可憐な少女もいました。 もっともそこには、事件の影が 見え隠れしていたのではありますが… 訳者の力もありますが 恐らく原文もこのテイストだったのかな。 だとしたら、やっぱりすごい人なんだなぁ。
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ゲーテの自叙伝というもので、今までゲーテは小説・詩・戯曲しか読まなかったが、ここで初めて随筆のような物にふれることができて、初めて生でゲーテの主張を聞いたような気がする。 この本を読んでみて、ゲーテ自身が自分を結構優秀な奴だと自負していたのがわかって面白かった。実際には自分が...
ゲーテの自叙伝というもので、今までゲーテは小説・詩・戯曲しか読まなかったが、ここで初めて随筆のような物にふれることができて、初めて生でゲーテの主張を聞いたような気がする。 この本を読んでみて、ゲーテ自身が自分を結構優秀な奴だと自負していたのがわかって面白かった。実際には自分が賢いと考えている奴は多いだろうが、ここまで本の形にされて堂々と言われると気持ちが良い。それから、五章で出てきたグレートヒェンだが、今まで読んだいろいろなゲーテの著作のあとがきなどで見かけて、ちょっと気になっていたがここでその疑問・好奇心も少しはれたような気がした。ゲーテがグレートヒェンに好感を持って、グレートヒェンと会うことを楽しみにすると言った至って当然の感情は非常に親しめた。 この「詩と真実」を読んでみると、自分でも自叙伝を書いてみようかと言った気分になったが、自分の自叙伝を書くのはまだつらいと思う。グレートヒェンのような人が居たという過去もないから。
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