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赤き死の訪れ 創元推理文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 東京創元社 |
発売年月日 | 2007/09/12 |
JAN | 9784488219031 |
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赤き死の訪れ
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赤き死の訪れ
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商品レビュー
4
5件のお客様レビュー
熊のような巨体の検死官と、温厚な托鉢修道士のコンビが、ロンドン塔の連続殺人に挑む。 人間味溢れる2人が面白い。 ミステリとしては、ちょっとゆるいとこもあるけど、読み始めると止まらないテンポの良さが好きです。
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アセルスタンは修道士。ドミニコ会托鉢修道士としてサザークのおんぼろ教会、聖アーコンウォルド教会を預かっている。 アセルスタンには罪がある。 修道院で修練士として修行をしていた時、エドワード黒太子がフランスに攻め入った。愛国心に駆られたアセルスタンは修道院を抜け出し、弟と共にフラン...
アセルスタンは修道士。ドミニコ会托鉢修道士としてサザークのおんぼろ教会、聖アーコンウォルド教会を預かっている。 アセルスタンには罪がある。 修道院で修練士として修行をしていた時、エドワード黒太子がフランスに攻め入った。愛国心に駆られたアセルスタンは修道院を抜け出し、弟と共にフランスへ渡り、従軍した。だが、弟は戦死し、アセルスタンは弟の亡骸すら連れて帰れず、祖国に逃げ帰った。 両親は悲しみのあまり相次いで亡くなり、家族を失ったアセルスタンは修道院に帰り、師に罪を告白する。師は言った。 「おまえの罪は重すぎる。償いが必要だ」 その償いが、国王勅認検死官ジョン・クランストン卿の書記を務めることだった。 彼らにもたらされる事件は罪深く、恐ろしいものばかり。検死官ジョン卿は大食らいで酒呑みで口が悪い。本当に罪の償いができるのだろうか…。 だが、そんなジョン卿にも深い哀しみがあった。3歳の息子をペストで喪っていたのだ。 二人は過去を打ち明け、絆を深める。 今日も聖アーコンウォルド教会にジョン卿の怒鳴り声が飛び込む。 「修道士どこにいる!いるのはわかっているんだ!」 「私は托鉢修道士ですよ!ジョン卿!」 というのが前作までのあらすじ。 アセルスタン修道士シリーズ第2作目「赤き死の訪れ」は、前作にも増して猟奇的な連続殺人。 クリスマスが近付いた極寒のロンドン。ロンドン塔の城主ホイットン卿が殺された。不吉なメッセージを受け取り、用心に用心を重ねた城主を嘲笑うかのような残虐な犯行。そして、彼の戦友たちが次々と殺されてゆく。 犯人は誰だ。アセルスタンとジョン卿が捜査を始めるが、今回も彼らの個人的な悩みが捜査の邪魔をする。 ジョン卿が愛してやまない妻モードの様子がおかしい。浮気を疑うジョン卿の苛立ちは容疑者やアセルスタンにまで及ぶ。 「モードが浮気をしているかもしれん…」 「何てことを!あなたは馬鹿だ!」 「何だと!」 「高潔なモード夫人はあなたを愛していますよ!時々、何故愛せるのか不思議に思いますけどね!」 一方、アセルスタンにも悩みが。 彼の聖アーコンウォルド教会の墓地が荒らされ、遺体が持ち去られるという気味の悪い事件が多発していたのだ。 そして、それと同じぐらい、いやそれ以上に深刻かつ衝撃的な事件が。 アセルスタンがひそかに憧れる未亡人ベネディクタが男友達を連れてきたのだ。しかも「ものすごい美男子」で評判の名医。 アセルスタンはにっこりと微笑む。 私は修道士。嫉妬なんかしていない…! 前作以上に不気味で残虐な犯行でスリリングな展開でした。 今回は温和なアセルスタンが激怒するシーンが何回かあり、かなり波乱含み。相変わらず汚らしい掃き溜めのようなロンドンの下町の生活が詳細に描かれています。 事件の顛末はせつない終わり方でした。そして、最後に心温まる締めでほっとした気持ちで読み終えました。
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ロンドン塔の殺人事件。今回もバタバタと犠牲者が増えていきます。捜査陣が別の問題ばかりに心を奪われ過ぎてるから解決が遠いんじゃないかと思うのですが。 がさつで騒がしいが悪気はない酔いどれ検死官は、夫人の不貞を疑って気分に激しく波があり、どうにも扱いにくい状態になっているし。それをあ...
ロンドン塔の殺人事件。今回もバタバタと犠牲者が増えていきます。捜査陣が別の問題ばかりに心を奪われ過ぎてるから解決が遠いんじゃないかと思うのですが。 がさつで騒がしいが悪気はない酔いどれ検死官は、夫人の不貞を疑って気分に激しく波があり、どうにも扱いにくい状態になっているし。それをあやしているアセルスタン修道士のほうは、自分の教会の墓荒らしに憤りを覚えている。 これを読んで当分ロンドン塔観光に行く気がなくなりました。幽霊が大勢うようよしてそうだもの!カラスを見ただけでビビりそう。
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