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大学の教育力 何を教え、学ぶか ちくま新書
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 筑摩書房/ |
発売年月日 | 2007/09/07 |
JAN | 9784480063847 |
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大学の教育力
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商品レビュー
3.2
11件のお客様レビュー
2007年出版から15年,出版時点で予想されたことは起きたのか,解決したのか。この間,さまざまな提言や政策誘導が行われた。さらに20年後は18歳人口が80万人を切る。これまでの延命策ではどうしようもない。世界基準を満たし,日本独自の大学を制度として作ることができるか。日本の国を守...
2007年出版から15年,出版時点で予想されたことは起きたのか,解決したのか。この間,さまざまな提言や政策誘導が行われた。さらに20年後は18歳人口が80万人を切る。これまでの延命策ではどうしようもない。世界基準を満たし,日本独自の大学を制度として作ることができるか。日本の国を守り維持発展させていくことを日本で完結できるか(するか)。高度な科学技術を追求する分野は開くことがスタンダードだろう。開いた上で,内外に貢献できる人材を輩出できるか。大学でしかできない教育とは何かを追究することが不可欠か。
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日本の教育では大学入学までの志向性が、大学の全てを規定する。自分のように何も考えずに大学に入った人は、毎日なんの興味もない講義を惰性的に聞かないといけない。最近大学よりも高校名で見た方が能力値がはっきり出るって本を読んだけど、これは日本の大学制度のせいじゃないかなあ。 大学生の...
日本の教育では大学入学までの志向性が、大学の全てを規定する。自分のように何も考えずに大学に入った人は、毎日なんの興味もない講義を惰性的に聞かないといけない。最近大学よりも高校名で見た方が能力値がはっきり出るって本を読んだけど、これは日本の大学制度のせいじゃないかなあ。 大学生の特徴 高同調型限定同調型需要型 阻害型 大学教育の 目的をどこに置くか 職業準備 学術専門 教養 アメリカ型 ヨーロッパ型 大学教育の歴史 アカデメイア ギルド フランス革命 国民教育 官僚養成 職業教 リベラルアーツ 探究至向 古典志向 フンボルト ドイツ 研究中心 文化国家 陶治 教育の大衆化 アメリカ教育 イギリス植民地コミュニティから 聖職者養成 古典型リベラルアーツ 個々の大学の多様性 全寮制 前期は教養科目 学習動機づけと基礎スキルに重点 今は主体的学習への改革活動へ 日本教育 ドイツ型の東大 独立性の高い組織 探究型の重要性が認識されつつも、、、 戦後一元化 民主主義の為に般教 教員は研究が理念 職業教育への偏り リベラルアーツが希薄 縦割 入学前から細分化された専門領域 社会に一定の要件を備えた人材を送り出すこと 限定同調型要請メカニズム 大学教育の転換点 知識量が爆裂的に増大 直接体験の希薄化 福祉国家によって教育は当たり前に 動機づけはさらに機能しない 大学全入時代 学力の制限がない 大卒の価値 大学の目的 プロセス メカニズムを再検討しろ! 職業能力 コンピデンス 教養 職業値モード jモード 現代社会の変化の要求に応えられない コンピデンス 職業上で重要な能力を定型化 自己一貫して構成 教養の役割が基礎能力を果たすのでは? 専門教育から教養教育へ 教育力を作る具体的な案 入学後に専門を選択 学部を超えた履修 授業のシステム化 学生と教員のコミュニケーション 補償教育 目標の明確化 国際的な経験 大学教育グッドプラクティス 社会や大学全体がモニタリング 教員の自主的な努力も 財政的な基盤 大学教育コストは 1人あたりgdpと相関が 日本はアメリカの2分の1 競争による選択的配分だけだとダメ 既に競争してる 民間からの投資 大学は人間の多面的な発達に
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今、なぜ日本の大学は改革を迫られているのか。まず、そもそも大学とは何なのかを知るために、ヨーロッパ中世における大学の誕生の歴史的経緯、18世紀から19世紀にかけての産業革命・国民国家の形成と大学の変化などを概観し、その後、特に近現代アメリカと日本における大学の成立と特徴、その変遷...
今、なぜ日本の大学は改革を迫られているのか。まず、そもそも大学とは何なのかを知るために、ヨーロッパ中世における大学の誕生の歴史的経緯、18世紀から19世紀にかけての産業革命・国民国家の形成と大学の変化などを概観し、その後、特に近現代アメリカと日本における大学の成立と特徴、その変遷について分かりやすく述べられている。論文チックで若干読みにくいが、内容はよくまとめられていて分かりやすい。歴史を学べば、「大学は本来・・・であるべきだ」などと自分の経験だけでものを言うのは、歴史的に見ればある瞬間だけを捕まえていることが分かる。「学問の自由」だとか「大学の自治」とかいうのがフンボルト理念として19世紀後半に導入されたものにすぎないとか。本書を読んでいて感銘を受けたのは、「理学」と「文学」(人文科学)というのは「学術(アカデミー)」に分類され、いわゆるが学問のための学問であり、「法学」「医学」「工学」などは職業訓練のための学問・学部であって、その成立から異なるものであり、それらが現在、日本の総合大学では混在している、ということ。そう言えば学生の頃、「理学部」と「文学部」は理系と文系のちがいはあっても、就職無理学部的に一括りにされていたな。高等教育、大学の拡大期には大学教員養成のために「学術」分野も拡大する。つまり大学という組織を維持するための”自己目的的”な学問分野。でも、純粋に学問するというより、何らかの必要性や「役に立つ」ための知識を教授する組織という面もその根源にはあるだろう。 大学の研究・教育を改革するためには、単に金をぶら下げて競争を煽るのは限界に来ていてい、税金も授業料も含めてお金を掛けなければ無理なのは明らかなようだ。
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