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ザ・ダルマ・バムズ 講談社文芸文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社/ |
発売年月日 | 2007/09/10 |
JAN | 9784061984899 |
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ザ・ダルマ・バムズ
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商品レビュー
4.6
6件のお客様レビュー
オンザロードの弾丸男ディーンと好対照をなすジェフィ、彼の包み込むような不思議な雰囲気がこの小説に満ちていて、酔っ払いみたいなお喋りも(初読ではわかりづらいかもしれませんが)軽やかで味がある。 それにつけても圧巻なのは山に登るシーンの美しさ。体験したような感覚になれるし、山に登りた...
オンザロードの弾丸男ディーンと好対照をなすジェフィ、彼の包み込むような不思議な雰囲気がこの小説に満ちていて、酔っ払いみたいなお喋りも(初読ではわかりづらいかもしれませんが)軽やかで味がある。 それにつけても圧巻なのは山に登るシーンの美しさ。体験したような感覚になれるし、山に登りたくなる。 ちなみにタイトルどおり仏教思想のようなものも出てくるが、かなり適当らしいので、詩人的ライフスタイルのひとつとして読みましょう。 蛇足、「荒涼天使たち」はオンザロード、ダルマバムズと時系列的には続編だが、全二作のようにヒーローに焦点を当てているわけではないので、ケルアック節に惚れ込んだ人向け。
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ファッションとしての仏教・オリエンタリズムというのは確実に僕ら日本人の中にあると思う。 その感覚をビートニク世代のアメリカ作家も抱えており、共有していたというのは面白い。 というのもビートニクはファッションとしての文学という側面がどこかにあるからだ。 この作品はケルアックと...
ファッションとしての仏教・オリエンタリズムというのは確実に僕ら日本人の中にあると思う。 その感覚をビートニク世代のアメリカ作家も抱えており、共有していたというのは面白い。 というのもビートニクはファッションとしての文学という側面がどこかにあるからだ。 この作品はケルアックとゲーリー・スナイダーなる人物の友情物語なのだが、このゲーリー・スナイダーに関して全く知らなかった。 彼は10数年日本に滞在しながら禅を学び、宮沢賢治の詩の翻訳をし、その後は『亀の島』という詩集でかのピューリッツァー賞を受賞しているそうだ。 こんな奇人が登場する話が面白くないわけがない。 特に1~2章はかなり物語にのめり込んだ。 その後多少のトーンダウンするのだけど、禅思想を強く反映したストーリーは読んでいて飽きなかった。 ファッションなんだけど精神的にダルマ・バム(仏法的浮浪者)でありたい。 手始めに登山始めたいと思った。 そして空を飛ぶように下山する。 因みにゲーリー・スナイダーの詩集『亀の島』を図書館で手に取ったが正直自分には全く理解できそうにもない範疇のものだった。
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路上より面白い。ビートの連中が東洋の神秘主義に憧れて、木の下で瞑想したり、禅問答したり登山したりする話です。雰囲気がいい。
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