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ルガルバンダ王子の冒険 古代メソポタミアの物語
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ルガルバンダ王子の冒険 古代メソポタミアの物語

キャシーヘンダソン【再話】, ジェインレイ【絵】, 百々佑利子【訳】

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ルガルバンダ王子の冒険 古代メソポタミアの物語

定価 ¥2,200

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 2007/09/10
JAN 9784001112016

ルガルバンダ王子の冒険

¥1,540

商品レビュー

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2024/03/06

古代メソポタミアのシュメールの王、ギルガメッシュは有名ですが、彼の父であるルガルバンダが若かりし頃の冒険を描いた絵本。 女神イナンナや巨大な霊鳥が登場するヒーロー譚でまあまあ楽しめましたが、素晴らしいのは写本のように緻密に描かれた美しい挿絵の数々。大英博物館に通って展示品を観察し...

古代メソポタミアのシュメールの王、ギルガメッシュは有名ですが、彼の父であるルガルバンダが若かりし頃の冒険を描いた絵本。 女神イナンナや巨大な霊鳥が登場するヒーロー譚でまあまあ楽しめましたが、素晴らしいのは写本のように緻密に描かれた美しい挿絵の数々。大英博物館に通って展示品を観察しながら描いたそうで、シュメール文化独特のデザインが生かされていて見応えがありました。 物語はチグリス・ユーフラテス川に挟まれた地域から発掘された2篇の詩を繋ぎ合わせて編集されていて、はじめの詩「山のほら穴のルガルバンダ」はウルクのエアンナ神殿から出土。これはギルガメッシュ叙事詩より300年古い紀元前2400年に書かれた世界最古の物語とのこと(本書出版後の現時点では、インドネシアの洞窟で発見された4万年前の物語が最古でしょうか)。二つ目の「ルガルバンダ」は、後にウルク、キシュ、ニップルの各都市から出土しています。

Posted by ブクログ

2019/05/03
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※このレビューにはネタバレを含みます

謎に包まれた古代シュメールの都の伝説が描かれた本。 Jane Rayの茶色を基調とした繊細な絵が作品にぴったりでとても美しい。 ルガルバンダは、ギルガメシュの父親と考えられているウルク第一王朝の三番目の王。この本は彼の少年期の話だ。 女神イナンナの加護の下平和に暮らしていたが、山向こうの町のめっちゃ進んだ文明やら技術を手に入れるため侵攻を決めた父王。 行軍に加われる年齢ではないのでこっそりついていくルガルバンダ、なぜか突然仮死、よく分からないが数日で復活、アンズー鳥との出会いによって健脚を手に入れ活躍。 宣託によって隣町と和解してめでたしめでたし。 作品の成り立ちやシュメールについての解説が冒頭と末尾で6ページあるので、歴史に詳しくなくても楽しく読めると思う。 しかし、ルガルバンダは「小さい王子」という説明があるため、邦題の「ルガルバンダ王子」は「小さい王子王子」になるのではないか?とモヤモヤした。

Posted by ブクログ

2016/09/02

ティグリス・ユーフラテス川古代メソポタミアの伝説 くさび形文字で訳されたこの物語は、紀元前3000年頃のこと 資料もそうないはずなのにイメージがわくイラストで 読み応えのある絵本です! 追記20170210 神話をテーマに読んでいただいた  11歳~16歳ぐらいには、自然の不思...

ティグリス・ユーフラテス川古代メソポタミアの伝説 くさび形文字で訳されたこの物語は、紀元前3000年頃のこと 資料もそうないはずなのにイメージがわくイラストで 読み応えのある絵本です! 追記20170210 神話をテーマに読んでいただいた  11歳~16歳ぐらいには、自然の不思議や神を感じるような本に親しむのがいいということ 意志をもって進んでいく主人公に勇気ももらえるはず  併せてカナダ伝承神話「光をぬすんだワタリガラス」 読み手さんは、自分の中でイメージが固まっていないとおっしゃっていましたが 光あふれる世界を感じとることが出来ました 「オオカミ族の少年」トラクのルーツにつながるかも  その他に日本、ギリシアなどの神話や ギルガメッシュ叙事詩について語りあいました

Posted by ブクログ

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