利益を3倍にするたった5つの方法 儲かる会社が実践している！

大久保恒夫【著】

• 販売会社／発売会社: ビジネス社
• 発売年月日: 2007/08/30
• JAN: 9784828413754

商品レビュー

2024/10/14

イトーヨーカドー、成城石井やユニクロなどを渡り歩いた著者の小売りの本質について語った一冊。
小売業界で働いているが、今まで社内で上司や経営陣が話してたことあるなぁという内容や、自身が働いてる上で「そうそう！」と思う内容も多く進む道が間違っていないことを示してくれる本でした。
自分の中では当たり前の考えになっていることも多かったが、小売で働き始めたばかりの人などは一度読む価値ありと思います。
自分が働く店のスタッフにもぜひ読んでもらいたい。

2016/05/08

・コミュニケーションは相手の行動の変化につなげられなければ無意味
・やるべきことはすぐにやる
ということの重要性

2015/02/23

経営というものは、社長の考え方を末端の社員にどれだけ伝え、行動してもらえるかにかかっている。
社長の考えがこれこれこうで、それを伝える時に、紙面上にして配布すれば効率的である様に思えるが、そんなことでは現場の末端にまでは伝わらない。
社長が直接現場にまで行き、目で確認して、伝わっていないところを改善していく。そしてそれだけにとどまらず、社員一人一人の人生観、プライベートにまで関わることにより、理解してもらうと言う。

商品購買理論が色々あったので抜粋
。

・より多くの価値を生み出した人に価値が集中するようにし、優秀な人が勝ち上がる仕組みでなければ、逆に不公平

・3色の売れ筋があるとして、その3色だけを置くことが合理的かも思われるが、それは違う。なぜならお客さんは合理的に買い物する訳ではないから。
その他の色を置くことによって、売れ筋3色を相対的に見れ、売れ筋商品の売り上げ押し上げになる

・並べる場所として、地面から80〜120センチの範囲に置くとお客さんの目に止まりやすい。

・「試食」は売り上げに直接影響するが、商品によって合理性は変わる。
高い商品などは、買って不味かったら嫌だと言う心理が働くし、利益も大きいから人件費も値段的にペイできる。
しかし安価な商品だと、お客さんは普段からそうゆう商品を買っているので味が想像出来てしまい、それをわざわざ今買わなくてもいいので、コストと手間をかけるだけ損。