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小説・落語協団騒動記
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小説・落語協団騒動記

金原亭伯楽(著者)

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小説・落語協団騒動記

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 本阿弥書店/本阿弥書店
発売年月日 2007/04/01
JAN 9784776803669

小説・落語協団騒動記

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商品レビュー

4

3件のお客様レビュー

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2022/09/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

20220917読了 数年前に末廣亭で伯楽師トリの席の宣伝に乗じて購入。 1978年の落語協会分裂騒動を、渦中の隅からの当事者視点で、 あくまで小説という体をとって記した本。 登場人物の誰が誰なのかを把握でき、かつ戦後から騒動あたりまでの落語家について 知っていたら、とても興味深くかつ楽しく読めるかと。 分裂騒動について、Wikipedia などで、知識としていはなんとなく知っていたが、 背景やことの次第、各団体、人物、一門の思惑と政治が、 当時の空気感とともに知ることができた。 著者の師匠というバイアスは多少あるかもしれないが、協団の脱退者を 最小にとどめ、余波を抑えたのは、羊生(馬生)師の人望と采配によるところが 大きかったように思える。 エピソードをまじえた各芸人の人物描写があるが、映像に残るそれぞれの芸を思い出すに、 芸はその人柄を映すものであるなあと感じた。

Posted by ブクログ

2015/07/31

落語界に実際にあった分裂騒動を小説化。どこまで事実でどこまでがフィクションなのかはわからないが落語の世界の裏を垣間見るようで面白かった。

Posted by ブクログ

2013/06/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 昨日、鈴本でトリ伯楽師匠で、はねた後にサイン本売ってらしたので、買ってきました……何しろ、1978年の落語協会分裂騒動をテーマにした小説。当時は落語会に全く関心がなかったのでリアルタイムではわからなかったけど、『大正テレビ寄席』とか『笑点』とかテレビ勃興期の落語ブームは多少なりともわかります……その上での落語協会分裂騒動。園丈師匠の『御乱心』も吉川潮『戦後落語史』も談之助師匠の『立川流騒動記』も読んだ上で、馬生師匠の一番弟子で志ん朝師匠にも近い伯楽師匠のリアルタイム経験が読めてよかったと思います。  文楽、志ん生、圓生、正蔵(彦六)、小さん、馬生、志ん朝、談志、圓楽、三平……みんな鬼籍に入っちゃいましたね。この関係者でまだ生きているのは圓蔵ぐらいでしょうか。その大騒動を、馬生の弟子で志ん朝や圓蔵とも親しい立場で見聞きした伯楽さんの、限りなくドキュメンタリーに近い小説、面白かったです。これ読むと、圓生師匠の寿命を縮めたのは談志師匠と圓楽師匠ではないかと思ってしまうのですが。

Posted by ブクログ

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