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シャクルトンに消された男たち 南極横断隊の悲劇
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シャクルトンに消された男たち 南極横断隊の悲劇

ケリーテイラー=ルイス【著】, 奥田祐士【訳】

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シャクルトンに消された男たち 南極横断隊の悲劇

定価 ¥2,095

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2007/08/30
JAN 9784163693903

シャクルトンに消された男たち

¥990

商品レビュー

3.8

9件のお客様レビュー

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2024/04/14

 「奇跡の全員生還」として名高いシャクルトンの南極横断計画の裏側で、支援隊として活動した男たちのノンフィクション。  シャクルトンの南極横断計画の概要はこうだ。シャクルトン本隊はヴェッテル海側から上陸し、南極点をとおってロス海へ出る。旅行期間中の糧食や燃料を全て持参するわけにも...

 「奇跡の全員生還」として名高いシャクルトンの南極横断計画の裏側で、支援隊として活動した男たちのノンフィクション。  シャクルトンの南極横断計画の概要はこうだ。シャクルトン本隊はヴェッテル海側から上陸し、南極点をとおってロス海へ出る。旅行期間中の糧食や燃料を全て持参するわけにもいかないので、ロス海側に支援隊を配置し、合流地点までの間に物資をデポさせる。  壮挙むなしく、本隊は遭難して漂流し、南極大陸にすらたどり着けなかった。その裏側で、来るかどうかも分からないシャクルトン隊のために、支援隊は命を賭して大陸に着々と物資をデポしていった。  文明との唯一の接点だったオーロラ号が流され、ロス海支援隊はろくな装備も持たずに大陸に置き去りにされる。シャクルトンの残したいい加減な指示、訓練不足の犬と人間、背骨が折れそうな重荷、オーストリア人とイギリス人の文化の壁、指揮官とベテラン隊員の意見の相違、壊血病に凍傷に雪盲、悪天候など、すべてをねじ伏せ、歩みを止めず、糧食を設置し、シャクルトン隊のためにライフラインを築いていく。支援隊にとって、自分たちの生存は本隊の支援という目的のための手段に過ぎなかったが、気づくと「支援」の域を超え、最長走行距離など探検隊としての新記録を次々と打ち立てていた。  華々しく「奇跡の全員生還」するも探検としては失敗だった本隊の陰で、死者を出しながらも使命をまっとうしていた支援隊はあまりにも無名である。シャクルトンの手記の訳出では支援隊への言及が割愛されるくらいに軽視されているのだ(アーネスト・シャクルトン(2003)『エンデュアランス号漂流記』,木村義昌・谷口善也,中央公論社 には支援隊の存在がほぼ書かれていない)。  支援隊の方に惹かれた著者が散逸した資料を探し、彼らが住んだことのある場所を訪れ、南極にも足を運び、執念を感じるような調査を行った。それぞれの隊員が残した日記や当時の報道や公的な報告書から、事実らしきものを掘り起こしている。霞のような存在だった支援隊が、南極が課す試練の中、忍耐と献身を示した生身の人間として輪郭をもって目の前に現れてくる。  鉄の意思をもったマッキントッシュ、強烈な現実主義者のジョイス、芯から楽天的なワイルド、冷静なリチャーズ、穏やかで慎み深いスペンサー・スミスなど個性豊かに描かれるが、南極が彼らの奥底に眠っていた性格を引き出したのだろうと思う。危機に瀕してはじめて自分が何者か知るのだろう。  南極や探検に行く機会が我が身に訪れるとは思わないが、災害など何かしらのトラブルに巻き込まれる際、どういう人間でありたいか、どういう人間であり得るかということを考えるようになった。また、どんな人間であっても長所も短所もあること、極限状態の中にあって許し合うこと、争った相手に対しても兄弟愛を捨てないことも誓った。 *何度か読まないと、全体の計画や支援隊の足取りが分かりにくいかもしれない。地図を傍らに、誰がどこにいるか表を作りながら2度読んだ。表はブログにあげる予定。

Posted by ブクログ

2019/08/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

というか出発時のシャクルトンは確かに大変に最低だが、出発後はおおむねマッキントッシュに消されたと言っても過言ではないんだ…犬たちよ…( ;∀;)

Posted by ブクログ

2016/08/26

いやぁ、実に読みづらかった。 何日も睡眠導入のすばらしい役割してくれた本です。 読みづらいけれどやめなかったのは内容が興味深いから。 シャクルトンが企てた南極横断探検を補助する為の補給所設置部隊が別の船で南極へ向かい、素人に毛が生えた程度の隊がその任務を遂行する過酷な様子を記録し...

いやぁ、実に読みづらかった。 何日も睡眠導入のすばらしい役割してくれた本です。 読みづらいけれどやめなかったのは内容が興味深いから。 シャクルトンが企てた南極横断探検を補助する為の補給所設置部隊が別の船で南極へ向かい、素人に毛が生えた程度の隊がその任務を遂行する過酷な様子を記録した本です。 訳者のあとがきを読む事でタイトルの意味がようやくわかった。 シャクルトンという人の物語の裏に隠された内容という事らしいです。 シャクルトンを知らないので、前後するが読んでみるか。

Posted by ブクログ

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